美しい雪が得られる日数

2018-01-30 12:16:15 | 雪の結晶撮影
 雪の結晶の撮影を志すようになって4年が経過する。 その中で最近つくづく感じるのは「美しい雪の結晶が降って来る日数はとても少ない」 と言う事だ。

 雪印乳業のロゴマークの様に「六華の形をした雪」と言うだけなら話はまた変わってきて、降る日数はもっと多い。 しかし美しい雪の定義を下記の条件とすると・・・

0. 気温がマイナス2℃以上の暖かい日の降雪は除外

1. ゴミ屑の様に感じる粉雪が付着した物は除外。

2. 複数の雪が絡み合って降る牡丹雪は除外。

3. アラレは除外。

4. 樹枝状の結晶の枝が欠損した物は除外。

 途端に美しい雪が降る日は少なくなるのだ。

 寒さの厳しい北海道の朱鞠内湖に出かけた時に出会った雪にも1. 2. の撮影対象に含めない物の雪の方が圧倒的多数でした。

 そして昨日、 久しぶりに僕が参考にさせてもらっている撮影テクニックや素敵な写真をWebに公開している Alexey Kljatov 氏・ロシアのページを訪れ、改めて全文に目を通して見たところ、

First efforts なる節に於いて

 アマチュアカメラマンでも簡単なカメラで美しい雪の写真が撮れる事、 しかし良い雪が降るのを待つ努力が必要な事

 を説いておられ、

 良い雪がふる日数の実例を次の様に記しているのが目に入った。

 たとえば、2013-14年の冬期間の内、1月16日と26日の2日間で私の最高の雪片写真は、撮影されました。

 つまりモスクワの地でも、 一冬のシーズンに素晴らしい写真が撮れたのは、たったの二日という訳だ。

 いままで僕は「モスクワ郊外辺りでは降る雪は全部美しい」そんな幻想を抱いていたが、 2010年12月にサンクトペテルブルクとモスクワを廻る旅の途中、 雪が積もった地域に立ち寄ったもののモスクワだからと言って 「積雪の中に美しい結晶があるなんて意識しなかった」事を想い出します。 もっとも「当時は雪の撮影なんか興味は無かったから」と言えるけれどね。 

 
 日本語に訳した部分が書かれた 原文部分を抜粋して置きます。


But, as many people, who saw really good snowflake photos first time, i thought that it is impossible to capture something like this for amateur photographer, without any experience and expensive microscope. Now i know that this is completely wrong! Every photographer with simple point-and-shoot camera can take very good snowflake pictures. For this type of photography, patience, persistence and luck mean much more than any expensive photo technique. It is necessary to wait for good snowfalls, which brings a large number of interesting and beautiful snowflakes. They happens not so often (at least, in Moscow), but just one lucky day can give you lots of wonderful photographs, worth weeks and months of waiting and capturing only non-interesting specimens.

For example, my best snowflake photos from winter 2013-14 was taken in two successful days: 16 and 26 January, though i photographed during the whole winter at every opportunity:
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