冠木門の邸宅で

2016-03-08 09:42:34 | タナカ君的日常
 立川駅から小平方向にのびる立川通りが栄町に入ってまもなく、 左側に大きな冠木門を構えた家が見える。 庄屋とか名主とかの制度があった江戸時代からの住人の個人宅だった家だ。 門へ至る敷地の道路脇には郵便集配用の赤い円筒形(今は四角い形の物)のポストも設置されていたのだから、 畑が多かった地域の中ではそれなりの場所だったのでしょう。

 その邸宅を利用した和食のチェーン店「がんこ・立川店」として開業したのは2月の下旬の事だった。 先日その和食店で誕生日の祝いを理由に食事をして来た。 なにも、 そこの料理に魅せられて選んだ訳では無くて、 前々から立川駅への行き帰りの折に、 なにか縁があったら訪れてみたい気持があった家だからだ。

 食事で入店する時に、 ウェイティングリストに名前を書いて、入り口で長いこと待つのが大嫌いな僕だから、 妻に「電話で様子を聞いてよ」と頼んだのだが、 その電話で予約を入れる形になった様子。 「それはそれで結構な事」 と想ったが・・・ 聞くとも無く聞こえていた話では「予約して利用する時には10%のサービス料を取られる」らしい。 「おいおい、それって本当の話か?」、「そんなふざけた店には行くのを止めようぜ」そう言って、 僕が電話して「電話予約を取り消した」のだった。


 まあ、その後で直接店を訪れて昼食時用のメニューを注文して、 蔵座敷を改造した部屋で食事やら、 邸内の庭の様子や曲がりくねった廊下等を見物して来ましたがね。

 近所には同じ様なチェーン店の「梅の木」、「木曽路」などもあって、それらと同様、 着物姿の女性がお運びしてくれるのだが、 それとの比較で特別に美味しい料理でも無く、 リーズナブルな価格でも無く、 再度の利用があるか? なんとも言えません。
 
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