燻製器の製作準備-2

2016-03-05 09:10:57 | タナカ君的日常
 Yさん宅で見せてもらった燻製器の概略は上図の如き物だった。 最下部には木炭を熱源とするコンロが置かれ、 最上部に燻製とする食材を吊るしたり、置いたりする金網があるのだ。 食材の下には加熱途中の食材から滴り落ちる油を受ける容器が置かれ、 コンロ上部には燻煙材を置く金網になっている。 

 金網-3 は食材の重さに耐える必要もあり、 場合によっては直接食材に触れるのだから、 清潔を保つために、洗浄のための取り外しや取り付けが容易でなければなりません。

 金網-2は油の受け皿を支える役目。 金網-1 は火をつけた燻煙材を乗せる場所となる訳だ。

 僕の心の中では木炭を熱源と使用するこの方法では燻製作りの際のランニングコストの点に引っかかる所があるのだが、 とにかく最初はYさんの所で使っている燻製器を真似をして作ってみるつもりでいます。

 この燻製器は所謂”温燻”方式に対応する物で、 装置の下部と上部に設けた穴の開度を調整する事で装置内部の温度を40℃程度にしたり、 80℃程度に調整しています。 当然温度の計測と読み取りは重要です。 Yさんの所では丸型目盛りのバイメタル式温度計を使用していますが、 それは寒い屋外に置かれた燻製器の温度を暖かい室内にいたまま、「設定温度を示す針の位置が12時方向を指し示していれば、目標温度になっている」と判断出来るよう、 挿入する温度計の目盛りの向きを変える形で使用していました。 なかなか良い方法です。
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