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乗り物で席を譲られた時

2014-03-23 09:41:02 | タナカ君的日常
 電車の中で席を譲り、譲られる。 そんな日常の出来事を「電車内で起きた私にとってはショッキングな初体験」そんなタイトルで山仲間のF君が一週間ほど前のブログに綴っていた。

*** その記事から一部を抜粋 ***

 今まで六十幾年生きて来て、幾度となく席を譲りこそすれ譲られた事など皆無の私に、駅にエスカレーターがあっても階段しか利用せぬ私に、山野に立入れば韋駄天の如く駆け抜ける私に向かって 温厚そうな若い女性が私を見て、「どうぞお座りください。」と自分の席を譲ったのだ。と記していた。
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 僕なんか席を譲られたら、有り難く座らせて貰っちゃうほうだから、ここまでの感傷を持った事は無いのだけれど、 一昨日の早雲山から強羅に下るケーブルカーの中でのこと。

 胸に”XX旅遊”のシールを付けた台湾から来日した団体ツアーの皆さんが席に座り、そして立っても居ました。

 乗車を待つ列の後ろに並んでいて、立っままで過ごす覚悟して乗り込んだ僕達家族、 台湾からの彼等は小さな孫を抱っこしていた息子にまず席を譲ってくれ、更に白髪頭の僕にも席から立ち上がり「席に座るように」声を掛けてくれたのです。

 最初に僕は「どうしたものか」と悩み固辞しましたよ、 だって「僕達日本人の方が外国からのお客さんをもてなさなくてはならない立場なのに、いかに白髪頭で年寄り然とした風貌だからとはいえ、電車の中で席を譲られたら逆でしょう」と思いますからね。

 でもしかし結局席を立ち上がって声を掛けてくれた人達の好意に応えてしまいました。 10分ほどの区間のケーブルカーの事でもあるし、 「海外旅行で現地の人に座席を譲った」そんな思い出も好い想い出になるかもと思いつつ・・・
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