昨夜の山の会の例会の中での話題の一つに原子炉操業やそれにまつわる”崩壊熱”の話題があった。 アインシュタインさんの有名な E=mc^2 で表現される数式は、物質が持つ質量が変化(減少)する時には物凄いエネルギーに変換される事を予言して原子爆弾が開発されるキッカケになった。 そんな事は知っていたつもりだけれど、 崩壊熱なんて始めて聞く用語のような気がしていました。
原子炉内部で使用される核燃料棒は中性子を吸収する性質を持つ制御棒が挿入されて、運転を停止したからと言って、それによる連鎖反応的に生じる核分裂の回数は小さくなるように制御されただけの事。 依然として燃料棒その物は種々な放射線を出し続け、質量の小さな安定な物質へと変化(崩壊)し続ける。 つまり、 E=mc^2 のエネルギーを周囲に放出し続けるのだから、冷やさなければ高温になってしまう。 言われてみると凄く当然な事なんですね。 原子力発電所における冷却システムが、そんな具合に発電停止後の重大な安全に関わっていたなんて意識していませんでした。
だから、福島原発の津波による非常用電源を含む電源の喪失と、冷却水を循環させる系統のダウンが報じられた初期の段階で、フランスなどの原発を沢山稼働させている国々の政府が「日本に滞在している自国民に退避勧告を出した」 そんな報道を見聞きしても、「何を過剰反応してるのさ!」と思っていましたが... 技術的に推論していけば現状の泥沼の様な状態も予見出来たのですね。
それなのに日本政府や原子力保安院なんて国の組織の出すコメントは「冷静な対応を」、「放射能物質の漏洩は極微量」なんて類の声明で終始していた。 僕なんか言ってみれば無知であり、完全に舐められていたのです。
まあそんな蘊蓄話の元ですが、「崩壊熱」をググっている際に見つけた
「科学ニュースの森」と言うブログ。
その中から”崩壊熱”を拾い出した「科学ニュースの森・崩壊熱」
(外国の)科学記事を紹介する形で構成されているブログですが、 いづれも素晴らしい内容の記事でお薦めです。 是非ご覧になって見て下さい。
原子炉内部で使用される核燃料棒は中性子を吸収する性質を持つ制御棒が挿入されて、運転を停止したからと言って、それによる連鎖反応的に生じる核分裂の回数は小さくなるように制御されただけの事。 依然として燃料棒その物は種々な放射線を出し続け、質量の小さな安定な物質へと変化(崩壊)し続ける。 つまり、 E=mc^2 のエネルギーを周囲に放出し続けるのだから、冷やさなければ高温になってしまう。 言われてみると凄く当然な事なんですね。 原子力発電所における冷却システムが、そんな具合に発電停止後の重大な安全に関わっていたなんて意識していませんでした。
だから、福島原発の津波による非常用電源を含む電源の喪失と、冷却水を循環させる系統のダウンが報じられた初期の段階で、フランスなどの原発を沢山稼働させている国々の政府が「日本に滞在している自国民に退避勧告を出した」 そんな報道を見聞きしても、「何を過剰反応してるのさ!」と思っていましたが... 技術的に推論していけば現状の泥沼の様な状態も予見出来たのですね。
それなのに日本政府や原子力保安院なんて国の組織の出すコメントは「冷静な対応を」、「放射能物質の漏洩は極微量」なんて類の声明で終始していた。 僕なんか言ってみれば無知であり、完全に舐められていたのです。
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