義母の7回忌

2011-04-11 07:19:21 | タナカ君的日常
 昨日は妻方の先祖が眠っている多磨霊園の墓前で義母の7回忌の法事がありました。 お坊さんが来て下さる待ち合わせ時間よりも大分早く着いてしまったので、法事が始まるまでは霊園内の道路脇に植えられた満開の桜並木をご機嫌で見物出来ました。 そこまでは好調な一日の滑り出だしだったのですが、坊さんの読経、参列した親族の焼香も全員が済み、「もう解散か?」と思ってから後の話し、 坊さんの所謂有り難い話が始まった。 話の中身は”地球を支配する人類”なんて認識の相違を感じてしまうフレーズを交えながら、 その人類の一員として、どのように日々を過ごすべきか? 坊さんの話は施主の包んだ布施の厚さの影響もあるのか長い。 話の中身も馬鹿らしく聞く気も失せたので、墓銘碑に書かれた物故者の年齢を足し合わせて平均寿命を暗算してみたりしてました。 7回忌を迎えた義母の享年は80歳だったのですが、戦争前後には20代あるいは30代で亡くなっている人もいて、墓に眠る人々の平均年齢は40歳代になってしまいました。 (赤ちゃんの内に亡くなって”○△童子”の戒名を持つ一人は除いて計算しています)

 墓前での法事を済ませた後は霊園正門から西北1.2kmの距離にある「リストランテ大澤」なるイタリア料理の店での会食が用意されていました。 その店は給仕が料理の一品毎に素材やソースの講釈をたれる類の店で、 僕はそういった類の店は苦手だから前回の法事の時にはパスして妻を残して家にさっさと帰ってしまったのだけれど... 今年は骨折後の療養生活が有り、今でも妻にはとんでもなく世話になっている。 その妻から「貴方もちゃんと出席して下さいよ」の目付きで誘われれば、一人逃げ帰る訳にもいかないのです。 まあこの店の口コミ情報をWebで見ると「料理の出るのが遅い」なんて書き込みもある様に、 フルコースの料理が順に供され、デザートが出て、最後のコーヒーを飲んでお開きになる迄、およそ2時間半もの会食の時間となりました。

 その会食の間は公民館でやっている午後の楽しい囲碁の時間がドンドンと少なくなるので僕としてはイライラ感が高まって来るのを押し殺して、食事の終了を待つといった時間でした。 そんな気持ちを抱えたまま帰途につき、 家に戻るルート上の公民館で車から降りて、残り少ない時間の中を囲碁の対局をして来たのですけれど、精神的な安定を欠いたままの対局は悪手が多く、本日は対戦した3局を全敗で終わる有様でした。 
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