家庭内映画館

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「ヌードの夜/愛は惜しみなく奪う」・・・(682)

2011-09-01 00:34:46 | Weblog
「ヌードの夜/愛は惜しみなく奪う」ヌードの夜/愛は惜しみなく奪う
監督・脚本:石井隆
出演:竹中直人、佐藤寛子、東風万智子、井上晴美、宍戸錠、大竹しのぶ、他
2010年・日本・146分<レンタル>

<STORY>
とある街でバーを営む美しい母娘。その末娘れんが、ある日『なんでも代行屋』を営む紅次郎の事務所を訪ねてくる。「父の散骨時に一緒にばらまいてしまった形見のロレックスを探して欲しい」。次郎は、奇妙な依頼と思いつつも、天使のように純粋なれんを放ってはおけず捜索を始める。しかし、これがきっかけとなり、 “3人の女たち”の欲望を纏った完全犯罪に巻き込まれてゆくことになる...

石井隆監督の最新作。
まったく知らずに観ましたが、93年の「ヌードの夜」の続編なんですね~
まぁ正直言いまして『佐藤寛子のヌード』に惹かれて観たという部分もあります(笑)
が、はっきり言ってつまらない作品でした。

佐藤寛子は裸になった、ということを除いても結構頑張ってたかと思います。
まぁ素晴らしい演技とまでは言いませんが、幼少時から虐げられ陵辱され遂に狂気に駆られ暴走する、っていう結構な汚れ役をよくやってたんじゃないですかね~?
竹中直人は演技的にはまあ悪くないと思います。他の作品のようにTOO MUCHさはあまり感じないし(笑)
ただ、セリフが多いですよね~...この役はもっと寡黙でも良いと思うのですが、どうなんでしょう?
他の役者さんも悪くはないのですが、ただ一人、東風万智子(改名したそうですが真中瞳です)はヘタだったな~
この役って結構重要な役なんで、もっと上手い人にやって欲しかったですね。

「男に保険金を掛けて殺す、3人の母娘」っていう魅力的なプロット、オープニングの凄惨な殺人と死体処理のシーン...
冒頭10~15分くらいは非常に期待しながら観ましたが、その後がもうグダグダでしたね。
監督が個人的に撮りたかっただけじゃねーの?っていうくらいこれでもか!と出てくる佐藤寛子の裸。
もうこれだけ出てくると、主演だからとかそんな理由じゃ納得いきませんね~ほとんど彼女のPV状態です。
しかも127分だと思って観てたら(これでも十分長いですが)、DVDはディレクターズ・カットらしくて2時間半くらいありました。長すぎ!2時間以下で十分撮れる内容でしょ?

前作「ヌードの夜」を観てたらもう少し楽しめたのかも知れませんが、「GONIN」とは打って変わって時間の無駄な1本でした。