家庭内映画館

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「ゾンビズ・シティ」・・・(771)

2013-04-01 10:23:17 | Weblog
「ゾンビズ・シティ」DESCENDENTS
監督:ジョージ・オルグイン
出演:キャミリー・リンチ、カリナ・ピザロ、クリストバル・バッラ、カミーユ・リンチ、クリストバル・バラ、キャラリーナ・アンデラード、他
2008年・チリ・74分<レンタル>

<STORY>
ゾンビ・ウィルスによりゾンビに支配された南米・リオデジャネイロ。わずかに残った軍隊がゾンビと戦う中、少女・カミーユはゾンビ化した母親の最後の言葉を胸に海へ向かうが...

珍しいチリ産のゾンビ映画ではありますが...
基本的には子供が主役のロードムービーで、ゾンビものを期待して観るとそういう感じでは全然ないです。
まず何と言いますか、全体的にアートムービーって言うか単館系(笑)の作品みたいな感じで
画面の色合いもセピア調っぽく色を落して血の色だけを鮮明に赤く出してたりしてて何だかな~って感じがしないでもないです。
あと設定の面でも、かなり無理があるというか...ちょっとネタバレするとこれが結局オチに繋がってくるのですが...まぁそれにしても
設定の説得力よりもオチを取った感じでちょっと強引さを感じます。

多分チリ産の映画って今まで観たこと無いと思うので、どういう作風がチリっぽいのかとかはわかりませんが
とにかくゾンビものとしては厳しいし、ハズレだと言い切って問題ないと思います。
奇妙な作品を観た時の比較対象として時々「マルコヴィッチの穴」という作品の名前を出すのですが(笑)
今作も正に「マルコヴィッチの穴」を観た時と同じ気分になりました。
ただ、見終わった後の観客の半端ないほどの置いてきぼり感は、もしかしたら一見の価値はあるのかも知れません。