家庭内映画館

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「探偵はBARにいる」・・・(765)

2013-02-23 04:26:37 | Weblog
「探偵はBARにいる」探偵はBARにいる
監督:橋本一
原作:東直己
出演:大泉洋、松田龍平、小雪、西田敏行、マギー、他
2011年・日本・125分<レンタル>

<STORY>
札幌の歓楽街ススキノで活躍する探偵のもとに、コンドウキョウコと名乗るナゾの女から「ある男に会い、彼にひとつ質問してほしい」という依頼が舞い込む。簡単な依頼のはずが、探偵はその直後に命を狙われ、不可解な事件に巻き込まれていく...

東直己原作の「ススキノ便利屋シリーズ」の第2作目の映画化作品。
タイトルは1作目で内容は2作目と、結構めんどくさいことになってます(笑)
ちなみに個人的に東直己のファンで原作はすべて読んでおります。

面白くないとまでは言いません。ただ、お金を掛けた2時間ドラマの域は出ていないっていうのが正直な感想です。
現在、北海道を舞台にした作品で大泉洋を起用するのはわかりますし(ちなみに私は「水曜どうでしょう」のファンですw)
制作側かどこかからの強い要望もあったと聞いてます。
ただ、原作とは全然イメージが違いますね。もちろん大泉洋だけでなく高田役の松田龍平も、松尾役の田口トモロヲも
ヤクザの桐原役と相田役の片桐竜次と松重豊も全然イメージと違います。
まぁ主観と言われればそれまでですが、原作が好きな人はかなり違和感あると思いますよ。
それでも原作と比較しなければ2枚目半的な主人公の便利屋や独特な曲者の高田とのコンビネーションなど
それなりに上手く表現できてたかとは思います。

80年代以降の探偵ものは良くも悪くも松田優作の「探偵物語」を意識してると思いますし、追いつけ追い越せって部分はあるでしょう。
今作で息子の松田龍平や当時共演してた片桐竜次を起用してるのも全くの無関係では無いと思います。
今作はヒットしたらしく続編が制作されています...原作は好きなので少なからず期待はしてますし、良い作品を撮ってもらいたいですが
「探偵物語」の”奇跡”はそう簡単に起こせるものではないでしょうね。