家庭内映画館

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「ミレニアム2 火と戯れる女」・・・(734)

2012-07-14 01:49:34 | Weblog
「ミレニアム2 火と戯れる女」FLICKAN SOM LEKTE MED ELDEN
監督:ダニエル・アルフレッドソン
原作:スティーグ・ラーソン
出演:ノオミ・ラパス、マイケル・ニクビスト、アニカ・ハリン、ペール・オスカーション、他
2009年・スウェーデン・130分<レンタル>

<STORY>
敏腕ジャーナリストのミカエルと天才ハッカーのリスベットが協力し、大富豪バンゲル家で起きた連続殺人事件を解決してから1年。リスベットはこつ然と姿を消したままだったが、少女売春組織を追っていたジャーナリストの殺害現場でリスベットの指紋がついた銃が発見される。無実を確信するミカエルは、仲間とともに事件の真相を追うが...

「ミレニアム」の続編。
元々はテレフィーチャーとして製作されましたが、1作目のヒットを受けて劇場公開されたそうです。
1作目ではジャーナリストのミカエルをハッカーのリスベットが手助けして事件を解決するって話でしたが
今作では逆にリスベットをミカエルが助けるような形のストーリーになってます。

少女売春組織を追うミカエルと殺人犯として追われるリスベット。そこにリスベットの過去を絡ませながら展開していくストーリーは非常に良いと思います。
ただ何と言いますか、全体的になんかピリッとしていないというか(笑)イマイチ感は否めません。
原作がある話なので、1作目がヒットしたから続編を考えました的な突貫工事ものではないのですが
個人的にはあまりこういう「エピソードゼロ」的なものは好きではないです。
残念ながら原作のことはよく知りませんのでどういう経緯で2作目が書かれたのかは知りませんが
映画を観る限りでは1作目がヒットしてリスベットというキャラが人気を博したので、彼女に焦点をあてて2作目を書いてみました、っていう風に感じられます。
もちろんヒット作の続編を作れば「過去」か「未来」かどちらかになるのはしょうがないことなのですが
個人的には続編には「未来」を期待してしまいます。あまり「過去」を描いたものには興味ないですね~

前作がよくできたエンターテイメント作品として完結していただけに、ちょっとキャラありきって感じがして残念ですね。
そんなに悪い作品では無いですが続編の常で前作には遠く及ばないと思います。