家庭内映画館

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「ドラゴン・タトゥーの女 ミレニアム<完全版>」・・・(733)

2012-07-07 00:54:47 | Weblog
「ドラゴン・タトゥーの女 ミレニアム<完全版>」MAN SOM HATAR KVINNOR
監督:ニールス・アルデン・オプレヴ
原作:スティーグ・ラーソン
出演:ミカエル・ニクヴィスト、ノオミ・ラパス、スベン・バーティル・タウベ、イングバル・ヒルドバル、レナ・エンドレ、ステファン・サウク、他
2009年・スウェーデン・186分<レンタル>

<STORY>
40年前、ヴァンゲル一族が住むストックホルムの孤島ヘーデビーで忽然と姿を消した少女ハリエットの失踪事件。
一族の重鎮ヘンリックは、姪の身に起こった真実の調査のため、名誉毀損で有罪判決を受けた雑誌「ミレニアム」のジャーナリスト、ミカエルを雇う。
ミカエルは、調査員リスベットに協力を求める。
背中にドラゴン・タトゥーを入れた彼女は、スウェーデン随一の天才ハッカーだった。
ハリエットが日記に残した電話番号、生前の彼女を写した最後の写真・・・2人は、事件の真相に迫っていく...

元々DVDがリリースされた時にこの強烈なビジュアルのパッケージにはかなり興味を持ったのですが何となくスルーしておりました。
で、その後デヴィッド・フィンチャーのリメイク版が話題になっていたこともあって借りてみました。
劇場公開版は153分らしいのですが、私が観たのは完全版の186分ヴァージョンです。
オリジナルを観てないのでこの完全版との比較は出来ませんが、今作は前後編の二部構成になっておりまして
どちらにもオープニングとエンディングクレジットが入ってる完全に独立した二部構成でした。
2作目・3作目は元々テレフィーチャーで1作目のヒットを受けて劇場公開されたらしいですが
この1作目はどういう経緯で製作されたのでしょうか?私が調べた限りではテレフィーチャーということはどこにも書いてなかったのですが
最初から二部構成での公開を前提に撮られたのでしょうか?どなたかご存知でしたらまたコメントでもいただければ幸いです。
(追記...その後、元々全6回のミニテレビシリーズとして製作されたとの記述を発見しました)

前置きが長くなりましたが...正直、特に期待せずに観ましたがなかなか面白かったです!
確かに約3時間は長いですが、特にノオミ・ラパス扮するリスベットのキャラが興味深くて結構引き込まれてしまい
個人的にはそれほど長さは感じませんでした。二部構成になっていたのも長さを感じさせなかった一つの要因かと思います。
ジャーナリストと天才ハッカーが40年前の少女失踪事件の真相を探る...っていうミステリードラマですが
大金持ちの一族が絡む、横溝正史的な(笑)ドロドロとした人間関係やアクションもあり、エンターテイメントとして結構楽しめました。
まぁ純粋にミステリーとして見た時にどういう評価になるのか私にはちょっと分かりかねますが、これはハリウッドでリメイクされるのもうなずけますね。

残念ながらリメイク版は未見ですが、たっぱりオチ(犯人)は同じなんでしょうかね?
まぁ何にしてもDVDが発売されたら観ようとは思ってます。
ヨーロッパ系の作品はやはりハリウッド映画と違って独特の空気感があるので、リメイク版を観られた方もこちらも観ることをお勧めします。

ちなみにスウェーデン製の映画って初めて観たと思ってましたが、調べてみると20数年前に観た「マイライフ・アズ・ア・ドッグ」がスウェーデン映画だったようです。