家庭内映画館

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「サバイバル・フィールド」・・・(639)

2011-02-17 23:26:27 | Weblog
「サバイバル・フィールド」PAINTBALL
監督:ダニエル・ベンメイヤー
出演:ブレンダン・マッキー、ジェニファー・マター、パトリック・レジス、アイオン・ペレス、他
2008年・スペイン・90分<レンタル>

<STORY>
ゲームに参加するために、森に集まった若者たち。
それは、2チームに分かれ、ペイント弾を当てて敵チームを倒す、単なる“スポーツ”のはずだった。
だが突然、チームの1人が何者かに実弾で撃たれ死亡。
誰が、何のために殺したのか?見えない敵の恐怖が森を覆う。
疑心暗鬼から仲間さえ信じられなくなり、チーム全員が精神的に極限まで追い詰められる...

スペイン製スリラー・アクション。
プロットは非常に良いので期待したのですが...残念ながら失速感が否めませんでした。
まぁ話自体は単純で、サバイバルゲームに実弾を撃つ本物の殺人者が紛れ込む、って話で
その裏側には...っていうところへ繋がって行きます。
登場人物のバックボーンなどはほとんど語られず、オープニングから非常にテンポ良く進むのですが
中盤あたりからちょっとテンポが悪くなります。
90分の作品でこの中だるみはちょっと痛いですね~...それだったらもうちょっとキャラクターを描きこんで、例えば軍事オタク・武器オタクみたいなキャラを入れたり、もっと物語をふくらませても良かったんじゃないかな~とは思いますね。

で、まぁ正直言って可も無く不可も無くって感じで進んでいくんですけど
中盤~終盤にかけてちょっと訳がわからなくなっていきます。
殺人者が暴走したり主催者側の人間が参加者の最後の生き残りにアドバイスを与えたり
ちょっと行き当たりばったり感がありました。
オチも意味不明というかわかりにくい終わり方をしてるのは残念ですね~
もっとわかりやすく生き残りの女性が新たなハンターになるのが一番キレイな終わり方だったと思うんですけどね...
やっぱり脚本が悪いってことに尽きますね。
まぁありがちな話ではありますが、やりようによっては面白い話になったと思うので
その点は非常に残念に思います。

ちなみに今作はほぼ全編手持ちカメラで撮影されてますので
揺れに弱い方は酔うかも知れませんのでご注意を。
ただ、その分臨場感や生々しさがあってなかなか良い雰囲気は出てると思います。