家庭内映画館

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「その男 ヴァン・ダム」・・・(615)

2010-11-23 13:56:41 | Weblog
「その男 ヴァン・ダム」JCVD
監督・脚本:マブルク・エル・メクリ
出演:ジャン=クロード・ヴァン・ダム、フランソワ・ダミアン、ジネディーヌ・スアレム、 カリム・ベルカドラ、ジャン=フランンソワ・ウォルフ、他
2008年・ベルギー=ルクセンブルク=フランス・96分<レンタル>

<STORY>
90年代に絶大なる人気を持っていたアクション・スター、ヴァン・ダム。しかし最近では年齢のせいかアクションを演じるのも疲れ気味。金銭トラブルや娘の親権争い、出演依頼もビデオストレート作品が続き、運にも見放されている。そんな彼が故郷ベルギーでたまたま入った郵便局は、強盗が占拠中。警察との交渉役に利用された彼は、今度は犯人と間違えられてしまう。果たしてヴァン・ダムはこの「どん底」から脱する事はできるのか...

ジャン=クロード・ヴァン・ダムの凋落をセルフ・パロディにした、一風変わった作品。
もっとコメディかと思ってたら、意外にもサスペンス色の強い作品で
ヴァン・ダムのプライベートをパロディにしてる以外はそんなにコメディって感じも無かったですね。

話的にはそんなに面白いわけでも無くて、銀行強盗に間違われたヴァン・ダムと強盗一味と警察の三つ巴のドタバタ・サスペンスです。
この強盗事件を機に最後は大団円で終わるのかと思ってたら、そうでも無かったのが衝撃でしたね~
まぁラスト近くに結構長い独白のシーンがあって、あの言い訳じみた(笑)シーンのために作られた作品だという気がしないでもないですが...あとジョン・ウーへの嫌ごととか(笑)

何か非常に奇妙な感じの作品で上手く感想が出てこない感じですが、悪い作品では無いと思います。
特にB級アクションの好きな方なら楽しんで観れるのではないでしょうか?
ただ、スカッとする作品ではないし、思い入れが強いほどちょっと哀しくなってしまう感じはありますが...

まぁ本国ベルギーやハリウッドでの評価は知りませんが、日本では”落ちぶれた”と言うほど元々一流俳優だという認識は無いと思いますけどね...(笑)