家庭内映画館

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「ファンハウス 惨劇の館」・・・(613)

2010-11-20 03:14:14 | Weblog
「ファンハウス 惨劇の館」THE FUNHOUSE
監督:トビー・フーパー
出演:エリザベス・ベリッジ、クーパー・ハッカビー、マイルズ・チャピン、ラルゴ・ウッドラフ、ショーン・カーソン、他
1981年・アメリカ・97分<レンタル>

<STORY>
エイミーは、ボーイフレンドのバズと初めてのデートに行くことになり、友達カップルと共に4人でカーニバルへ向かった。人々で賑わう中、アトラクションの1つ“ファンハウス”に入る。彼らはそれぞれ2人きりになって楽しんでいたが、偶然にもマスクを被った客引きの男が女を惨殺するところを目撃してしまう。4人はパニック状態になりながら急いで脱出を試みるが出口が見つからず、一人また一人と殺されていく...

「悪魔のいけにえ」のトビー・フーパー監督作品。
カーニバル(移動遊園地)を舞台にしたスラッシャーホラーで、トビー・フーパーの作品の中では地味目な作品ではありますが、なかなか面白い作品です。

今作もキングレコードの”ホラー秘宝”シリーズでDVD化された1本で、観るのは20年ぶりくらいですが
禍々しさや狂気や、何と言っても異形の哀しみは現在観ても色あせていませんでした。
確かに30年近く前の作品ですので、現在のホラーと比べると残酷描写もほとんどありませんし、人もあまり死にません。
が、さすがにトビー・フーパー「この人本当に狂ってるのでは?」と思える作品全体に漂う狂気は、「悪魔のいけにえ」ほどでは無いにせよ良い意味で居心地の悪さに繋がってますし
殺人鬼の存在(生い立ち)は何とも言えない哀しさ・切なさで、より怖さを増していたと思います。

フリークスを扱った作品ですので、もしかしたら観ていて不快に思う方もいるかと思うんで誰にでもおすすめはできませんが、ホラーファンで未見の方はぜひ。