3年ぐらい前の秋保育園に子どもを迎えに行った時のこと、いつものように保育園に入っていくと運動場で彼が風に吹かれていた。たぶんこれが生まれてはじめて風を感じたのだろう、彼が喜びいっぱいに満ちて風を感じていたことはたいへん印象的であった。はじめて体験することは、喜びであり、それはいくつになってもそうである。しかしありきたりの生活ではそのことを体験できない。ボクシングを始めることはある意味冒険である。年齢によれば何もそんなことをしなくてもと思うかも知れない。しかしその一歩踏み込んだところに大きな発見があり、ほかでは得ることのできない喜びがあると思っている。あの時のこどもの顔はとてもうれしそうで、たのしそうだった。そういう体験をボクシングというスポーツを通して体験してほしい。そしてそのためボクシングの楽しさをどうにかして伝えたいと思っている。
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