脱あしたのジョー

MTオリーブフィットネスボクシングクラブのブログ

Let them train avoiding injury as much as possible

2020-09-11 | Weblog
ジムに入る前は体温をチェックします。37度以上はジムでトレーニングできません。入ったらアルコールで手と指先を消毒してください。ジムではガイドラインを参考に行動してください。また水分補給は十分におこなってください。

マスボクシングと言うトレーニングがある。日本でよく使われる言葉であるが、一般的に寸止めの実戦トレーニングのことで、私は日本人独特のトレーニングスタイルだと理解している。米国では(私が競技したところからの見方であるが)そもそも寸止めなどと言う概念はない。マスボクシングと言うのはどちらかというと力をぬいてうちあう実戦トレーニングだ。しかし欧米の競技者は練習でけがをしてはいけないのでスパーリングでも、日本の学校で行われる思い切りたたきあうものや、管理が行き届いていないジムやクラブで時々おこなわれるけんかのようなものでもなく、力をぬいてうちあうもので、言わばスパーリングがマスボクシングのようなものだと言っても過言ではない。ただ米国が日本に比べて違うところは試合数がけたはずれに多いところだ、試合が多いからけがをしてはいけないし、その試合での実戦経験があるからこそ、力をぬいてうちあうスパーリングが生きてくる。一方日本は基本概念が武道であること、そして試合数が少ないし、クラブの交流も少ないのでスパーリングに力が入るのだと思う。
うちのクラブは米国スタイルだ。マスボクシングも力をぬいてうちあうし、ケガをさせるようなことは決してしないさせないというのがトレーニングの基本的なありかたである。そして余談であるが、なるべく間違った英語の表現は使わないようにしている。例えばラスト30は30 seconds to goあるいはあと30秒と言う日本語を使う、さらにサンドバッグなんて言うのは日本語で言うところの土嚢袋だ、工事現場じゃあるまいし、そういう言葉ひとつにしても品がないし、外国人も在籍しているし、実際来るので気をつけている。話はスパーリングの話にもどるが、聞くところによると日本では練習でけがをする人間が多い、
管理がしっかりとしていないと、眼帯骨折をしたとか、鼻がおれたなんて平気で言うようだが、しかし元来こういうスポーツだからこそケガに注意をしてけがをさせないようにするのが管理者の責任、30をこえたもう40にもなろうというような大人が半グレのような若い人間とスパーリングをしてカーッとなって痛い目にあわされる、そういうことは競技者の質や管理者の能力にもよるのだろうが、時にはけがをしたり、させたりするのが当たり前のように思っているのもいるが、しかしけがをさせてはいけないという前提で管理していくことがジムを運営する上でのプライオリティである。

そしてこれは私の考えているうちのクラブが上達するためにはどいう言うことをすればいいかと言うことであるが、最近どこかでうちとよく似たようなことを言っているということを聞くので断っておくが、私の場合はきちんとそういう勉強をきちんとやってきたし、英語など多言語が理解できるので幅広いドキュメントや本を読むことができるアドバンテージがある、そういう観点に立った上での概念なので、例え誰かが同じようなことを言っていてもオリジナルは私であり、それは私の記したことをさかのぼれば理解できることであると言うことを明記したいと思う。
うちのクラブでは思い切りうちあうようなスパーリングはしていないし、女性も多く、人などなぐったことがないなぐれないというような人たちが大多数なので荒々しい実戦練習は現実的に行うことはできないし、ケガをさせないという観点からも禁止している。乱暴な言葉を使うなと言うのはなるべくそういう雰囲気をださないためではあるが、こういう平和的なクラブが実戦的に上達するのはきわめてむずかしいことであろう。しかし比較的けがをしないマスボクシングでも、米国のように試合を増やせば、その今やっているシュミレーション的なマスボクシングが生きてくると思うのだが、その一つの方法として月一ぐらいの頻度で審判を立てるようなスパーリング大会を行うと言うことである。これは私の経験であるが、スパーリングなんて思い切り打ちあう必要はない、実戦的でないマスボクシングでも試合数をこなしていけば、本能のままにうちあうようなスパーリングよりも、シュミレーション的にうちあうマスの方が実戦に適応しやすくなる。本来ならば米国のように試合数をたくさん増やしてシュミレーション的なマスを行えばいいのだが、しかしそういう環境ではないので、うちのクラブのような平和的なクラブが上達するためにはスパーリング大会のような実戦経験をさせることが重要になってくるであろう。

試合などの実戦経験は審判がいてパンチがあたればすぐとめるので、日本のように思い切りなぐりあうスパーリングとは違うということを前提にした実戦そしてシュミレーションである。


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