脱あしたのジョー

MTオリーブフィットネスボクシングクラブのブログ

バイトの話

2015-06-03 | Weblog

when I was a college boy. 夏休み 1日だけのアルバイトを頼まれた。それは新しく建てたマンションにカーペットを持って行くバイトである。カーペットはその部屋ひとつひとつに敷かれるものであるからかなりの数がある。しかもマンションは15階建てぐらい、かなりの肉体労働で時間がかかることから最初は5人で作業する予定であった。3人集まったがあと二人は時間がたっても来ない、さらに10分待っても来なかったが、しかしそれでもバイトの親玉は仕方がないので始めようと作業の説明をした。話を聞いていくうちに「こりゃあ5人でもたいへんじゃないか」と一瞬逃げようかと言う思いがよぎりるが、親玉がじゃあこれ日当ねと金を置いてそそくさとかえる。金を置いていかれてはやるしかないと我々はしぶしぶと作業にとりかかった。実際作業をしてみるとかなりきついそりゃそうだ8畳分のカーペットをそれぞれの部屋に担いで運んでいくのだからもう昼過ぎにはへとへとに疲れ果てて、カーペットを担ぐが足元がふらつく、運んでもへらないカーペットにいらいらするし体力の限界を感じていた、あのおやじ逃げられないように金を置いていきやがってとたぶん周りも同じ気持であったであろう。それでもふらふらとカーペットを運んでいると警備員のおやじが近づいてきて「三本の足でふんばれー」とでかい声でからかう、一瞬沈黙があったが、たぶん元気があれば大笑いしているかじゃかましいおやじぐらいのことは言っていたかもしれない、しかしそういう気力もなく3人は「けっやってれっか」とただしかめっ面をするだけ、ただおやじにからかわれながらバイトを続けたが非常にしんどいバイトであった。私はよく学生に言う。肉体系のバイトを経験しろと。韓国人はそういう仕事をサンノムがする仕事と言って嫌うが、しかし本当にしんどい思いをして汗水流して労働することはいい経験になる。私自身も短期ではあったが工事現場の後片づけやイベント会場のセットをつくるバイトをしたが、思いっきり怒鳴られた。小さいセットではあったがこわしてしまったこともあるがその時はこれでもかと言うぐらいどなられた。そこにいけばおいバイトと名前はよんでもらえないし、ちょっとしたことでどなりつけられる、まあどなったり人をバイト呼ばわりすることは人権問題だから決してしてはならないことだが、しかしそんな主張は通らない、そこではただ仕事ができるかできないかできなかったら怒鳴られる単純な世界だ。ホワイトカラーの仕事はいいわけがゆるされる。中には俺メンタル弱いんですと自分の弱さを人権にかこつけて甘く見てもらおうというような考え方の奴も中にはいて、まじめで責任感のあるものにしわよせがいく世界であると言ってもいいかもしれない。農業とか肉体労働と言うのはある意味仕事の基本である。聖書にはアダムとイブが神にさからったために労働して何かを得なくてはいけなくなったと言っているが学生時代は体をつかって労働し、理不尽にどなられることも経験としては必要なことであろう。

 

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