脱あしたのジョー

MTオリーブフィットネスボクシングクラブのブログ

本の読み方 

2021-02-12 | Weblog
ジムに入る前は体温をチェックします。37度以上はジムでトレーニングできません。入ったらアルコールで手と指先を消毒してください。アルコールは70%から75%のものを使用しています。 ジムではマスクを着用してトレーニングしてください。尚マスク着用に関してご事情のある方は遠慮なく申し出てください。

Facebookで時々本の紹介をしているが、本を読むと言うことは人間が成長するためには不可欠なことだと思っているからだ。指導者のレベルを知りたかったら自分が読んだ本で影響を受けた本、あるいはどういう本を読んだらいいのかということを聞けばその人間のレベルがわかる、もしその時何も答えられなかったり、自己啓発的な本しかあげられないようでは、考え方が薄っぺらい、私のまわりには会社を経営している人とか大手企業の役員レベルの人たちがいるが、やはりそういった人たちは本をよく読んでいる。
本は人間を成長させるものだ、だからその人にあわせて多少難解な本をすすめて読まなければ本を読む意味がない。特に若いうちはたくさんの本を読んで見聞をひろめなくてはいけないと思っているが、それをするかしないかで大きな差が出ると思う。英語のイディオムにHit the booksと言う言葉がある、日本語的に訳せば本をたたきつけると言うことで、もう勉強すると言う意味である。実際私もよく本をたたきつけたものだ、特に哲学はひとつのことを結論づけるのにあれやこれやとややこしい表現をして結論に至るのだが、時々本当にややこしい表現と言うか言い回しがあって、それを理解できずにおこって本を壁にたたきつけたものだ。しかしそれでも根気よく読んでいくと次第にそのことに共感できたり、いやこれはそうじゃないなと言う余裕ができるのだが、その時もうひとりの自分が出て来て客観的に物事を見ることができるようになる。そういう考察ができるように本を読んで鍛えてもらうのだ。
そういう意味ではスポーツ選手の伝記みたいな本はおすすめできない。学生時代に勉強したり、本を読みなれている人は別として、自己賛辞とスポーツ自慢のそういったたぐいの本は刺激はうけるが熟考できない、いい年をした人間がおすすめの本を聞かれて自己啓発本やそういうたぐいの本しかあげられないようでは恥ずかしい話である。
指導者と競技者は一対一の関係で接するのだから、その指導者がアホだと同じような人間が集まってくる。きつい言い方だが、そういう人間を教育を受けた人や社会的立場のある人が情以外で相手にすることはない、その群れをコミュニティとして機能させたかったら、その人たちと同じ目線に立ってひとりびとりを理解して、客観的な意見を持つことだ。
本を読むと言うことは人間の考え方の幅を広げる、指導者レベルの人間は競技者目線でしかものごとを見るのではなくて観客目線で広く見ると言うことも大事なことだと思う。



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