脱あしたのジョー

MTオリーブフィットネスボクシングクラブのブログ

No Kids boxing

2015-05-24 | Weblog

MOBでは1中学3年生までの未成年にたいして顔や頭をたたくトレーニングは断じて禁止しているがそれには理由がある。ひとつは言わずとも医学上の問題であるが子供の頭蓋骨は未発達段階で衝撃をうけると大人よりもかなりダメージをうけやすく後遺症の可能性があるからだ。そしてもう一つ、これは私の意見であるが、子供の頭をたたくというのは尋常ではない、あの小さい頭を見てあの頭にサンドバッグでなぐるような衝撃を与えるのだから、その尋常ではないということをさせるというのは一般的な常識からずれているように思えるのだが、そのずれた感覚を持ってクラブを運営していくことはその共同体の質の問題にかかわると思うからだ。わたし自身子供に試合目的でボクシングさせる親とはかかわることにかなり抵抗がある。なぜならそういう親の中にはずれた感覚を持った人もいるだろうし、そういう人たちと関わることでクラブの健全性がうしなわれていくおそれもあるからである。指導にしてもボクシングができるとか試合で勝ったということをほめるよりも知的なことをほめるようにしている。例えば若い子には君はこういう考え方もできるのかすごい気づかされたよと、本心からそういう感心できる彼彼女のアドバンテージを見つけてほめるようにしている。さらにクラブの偏差値を上げることで自分はこれじゃあいかんと気づくものもいるだろう。私にしてみたらボクシングの技術的なことをほめるのはサルに芸を仕込むのと何らかわりない、パスカルは人間は考える葦であると言っているのだから知的な部分をもっとひきだすようなほめ方をすることで子供そのものの生き方や進路がかわることも大いにあり得る。クラブと言うのはいろいろな立場の人たちが来ているのだからただボクシングだけをさせてそのままの君でいいなんて安っぽい個性をうりにして自分を納得させるよりも、これじゃあいかんと気づかせることのほうが大事なことだと思っている。

 


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マンホールを気合を入れて発音するな

2015-05-24 | Weblog

英語の倒置を教えていたのだが、倒置って何か?学校では強調したい言葉を前に出すというような意味で唐手が説明されていたが、しかし本当にそうであろうか?例えば日本語でも「お前のコーヒー俺が飲んだよ」と言う場合「飲んだよお前のコーヒー(俺が)」と言うこともできる。でも実際こういう時我々はコーヒーを飲んだということを強調したから言っているわけでもなく、ただ何の気なしに言葉が出てきているだけにすぎない。無意志にのうちに強調していると言われればそうかもしれないが、しかしあくまで意識的に強調したいからその言葉をつかっているとはいいがたい。Here come the busなんていうのも本当にここにと言う言葉を強調したいのかわからないが、英語の倒置もたぶん同じだ、ただ倒置にはM S V とかO S V Oのようなそれぞれ文として成立するようなルールがあっておそらくネイティヴも日本人のようにA card I sent youのように一応文として成立するようにルールに従って言葉を発しているようなある種の言葉遊び的なものであると理解している。ただし一応文法的には倒置は強調となっているので、私が言っているのは日常レベルのことなので試験ではそういう理解はすすめられないが。

だいぶ前大阪である友人の紹介で外国人と飲みに行った。友人は英語が堪能である。ただ発音にやたら気合を入れるので言葉が空回りする。話は豪雨の話になって豪雨になれば地下水の水があふれてマンホールのふたが吹っ飛ぶと言うのが彼の意見で、その意見を伝えた時にマンホールのホールをやたら気合を入れて発音していた。ホールをなぜか英語調にホーッみたいな感じで言っていたが、その彼がマンホールと言うのがどうしても私はMAN WHORE(ヤリチン)に聞こえてしまう。彼がマンホーッっというたびに笑いそうになったが、なんでも英語調に発音すりゃあいいってもんじゃない、前に大学生がオットセイを伝えるときにオットセイが伝わらないので必死で「オットセエイ、オットッセイ、オットーセイ」などと発音をかえていたが伝わらない、結局伝わらなかったのであきらめていたが、そりゃそうだオットセイ自体が英語じゃないんだから。私もあまり発音が得意でないのでジャパコレイングリッシュで通しているが、何も英語を話す時に気合を入れて話す必要はない、日常レヴェルであればそんなに気合を入れて伝えようとあわさなくても十分に伝わる。日本人が郷に入っては郷に従え精神が強いので伝わらなかったら自分の発音に問題があると言ういう気持ちになるが、しかし今や英語はEnglish Englisiesである。だから聞き取れないほうにも問題があるぐらいの気持ちも必要かもしれない。


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