脱あしたのジョー

MTオリーブフィットネスボクシングクラブのブログ

「like」日本語でいうと「ポイ」

2013-03-17 | Weblog
ニューヨークのある大学が最もイラつく言葉は何と言うアンケートをとったそうだ。
結果は
5位「to tell you the truth」
4位「actually」
3位「you know what i mean」
2位「like」
1位「whatever」

4位の「actually」は私自身もよく使う言葉である。
質問されて答える時に実際のところみたいな感じで使うのだが、言葉の流れ上使いやすいのだと思う。
3位の「you know what i mean」は日本人が英語で話す話題について行けない時によく使われる言葉だ、この言葉を使われると「大丈夫話について行っている」と言う意味だが、たぶんネイティヴどうしでつかうと「お前にはわからないだろうな」と言うような感じで使われると思うが、この言葉を使う時は注意して使う必要があるだろう。
そして2位の「like」は「何々のような」例えば「i was like angry(むかつくみたいな)」と言うような、よく若い子が「何々っポイ」と使っているのが、それに近い言葉だと思っているが、最初これってこういう感じでしょと言ったような時に「ああっポイポイポイ」と言われた時何を言っているんだと思ったが、どうやらそれは英語で言うところの「like」でこういうあいまいな言葉は日本人だけがつかうのかと思っていたが、そういう言葉を若い人たちがつかうのは日米共通であるようだ。
まあどこの国にでもいらつく言葉と言うのは存在するのだが、たぶんそのイラつく言葉と言うのは若者などがあまり深く考えずに使うはやり言葉のようなものである。
言葉と言うのはある意味自分たちのルーツのアイデンティティである。
だからその言葉が本来の趣旨をはずれてかえられてしまったり、多少違和感のある言葉であった時に不快感を持つのは、人間として当たり前のことだと思う。
これは大阪人の話であるが、大阪人は自分たちの言葉に誇りを持っている。だから他の土地の人間が自分たちの言葉をへたに真似をして話したら、その言葉に対してかなりいらつくという性質を持っているが、これはたいていの大阪人がそうされるとむかつくことだと理解している。
これは私の友人が関西弁を話さない奴が関西弁を話すとむかつくと言った時に話した話だ。
そいつは東京の大学に通っていたのだが、そこで埼玉出身の奴がやたら自分に合わせて大阪弁で話してくるらしい。
たぶん大阪出身の人間ならこの話を聞いて、実際に埼玉出身の人間が大阪弁を無理に話しているところを想像したらむかつく奴だと思うが、実際に彼もそいつがことあるごとに「そうでんなーそうしまっか」と言うような感じのぎこちない関西弁に少々キレ気味であった。
そしてある時そいつのへたな関西弁にキレる時がきた。
そいつが「そうしまっかなー」みたいなイントネーションだけは関西弁らしき言葉だが言葉としては正しくない言葉に「おんどれ、ええ加減にせいよ。自分の(お前)ええ加減な関西弁いらつくんじゃボケエッ。うちらがそんな言葉つかっとる思とんか、あんたが話すめちゃめちゃな大阪弁ホンマにむかつくからやめい」ととうとうキレてしまったのだ。
今だから言うがキレたのは大阪の女、この後埼玉出身の奴は二度とへたな関西弁を使わなかったそうである。

あと余談だが韓国人はよく18と言う言葉を使うが、これは日本人はあまり使わない方がいい。
18と言うのはそのわるい言葉と発音が同じなので18と書く。
しいて言えば英語のshitやfacking ぐらいだと思う。ネイティヴもよく使うが罵り言葉なのではっきり言ってつかっていい言葉ではない。
実際は18よりも21の方がきついのだが、この言葉を日本人が使うと私の友人も言っているのだが、この言葉を自分に向けて言っていなくても、日本人がこういう罵り言葉をなれなれしく使うということは非常に不愉快であると言うようなことを言っていたが、やはりそういったことは彼ら彼女らが自分たちの国の言葉に誇りを持っているから、あえてこういう言葉を韓国人ぶって使われることに抵抗があるのだと思う。

言葉と言うのはデリケートな問題である。言葉と言うのは自分たちのテリトリーでつかっているうちはいいが、しかしいろいろな地方の人間やそれがさらに外国の人間になると使う言葉を理解して選んで使わなければ、恥をかくどころか、ひんしゅくを買ってしまう。
やはり国語力を身に着けるということは大事なことだと思わされるが、外国語においてもしっかりした文法を身に着けるということは、外国人と話す上でも非常に安心感を与えるのではないかと思っている。

これはアホ格闘技部の話であるが、私の知り合いの高校の国語の教員のクラスの子で格闘技クラブに属しているそうだ。
このクラブでは顧問の方針で返事は「オス」と言っているらしく、それを担任の自分と話す時もその言葉を使うそうである。
そいつが何か言うたびに「オス」その子自身は素直でいい子なのだが、その担任は何か気になると言うようなことを言っていた。
私はそいつに「顧問に格闘技をやっているんだか何だか知らないが、正しい日本語を話させろ」と言ったのだが、こう言う学習のレヴェルがひくくて小さく固まる集団は国語と言うものを無視して自分たちの言葉をつくってしまうのだからおそろしい。



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