脱あしたのジョー

MTオリーブフィットネスボクシングクラブのブログ

NO 軍団

2010-08-04 | Weblog
よくここでは仲良しクラブとか軍団と言うものに対して、かなり懸念しているが、それは公共性を守る上で、そういうものが存在すると、まわりがやりにくく、迷惑になるからである。
仲良しクラブなるものが、あちこちで弊害になっていると言う話をよく聞く。
しかしだいたいそういう軍団をつくるような人間は、教養レヴェルがひくいのか、なぜ公共の場において、そういうことがだめで弊害になるのかということが、わかっていないと思うのだが、そこそこまともな勉強をしたことがある人間なら、公共性と言うものを守る上では、仲間意識であつまるような軍団が、いかに弊害であるかと言うことがわかると思うのだが、ひどい奴になると一生懸命やっているからいいなんて思っていて、中学生ならまだしも、そんなことは少々レヴェルの高い高校生ならわかることである。
そういう軍団で固まる人間は、自分たちはこんなに仲がいいのだということを強調し、一生懸命やっているのだろうかわからないが、自分たちでは素晴らしい交わりを築いているなんて誤解しているが、しかしまわりから見ればとんでもない勘違いで、観察すればわかるのだが、実はひとりひとりは意外とさみしい奴で、むしろこういうことをするよりも、宗教団体に救いを求めたほうがいいんじゃないのかとさえも思うほどである。
こういう軍団はいたって家族的でもあり、集まれば結束はかたいのだろうが、しかしこういう公共性が求められる場で、そのグループだけが家族的な雰囲気を持つこと自体おかしいことであって、たとえ試合に出るとかいう目的がいっしょであっても、特定の人間が共通意識をもって、集まることは憚るべき行為である。
そりゃ練習生どうし仲良くなって一緒に飲みになんていうことはよくあることだし、おおいにそういう交流をもてばいいと思う。
がしかし問題は、ほかに何もすることがない人間が単なる情で集まって、そこに居場所や集団性をもとめるということは危険だ。
そういう人間が軍団をつくると、せまい話題になるので、結局共通の人の批判や悪口になるからで、こうなればもはや交流ではなく、仲間意識で集まっているだけであるが、こういう軍団自体をみとめてしまうと、ジム自体のレヴェルがさがり健全な社会人が練習しにくくなるからである。
だいたいボクシングは個人スポーツであるのだから、仲間をつくって集まること自体ばかげた話であり、こういうつるみ方は、ギャングかチンピラのたぐいで、中学生ならまだしも、社会人のように自立を求める集団には、こういう仲間という言葉はあり得ないのだ。
オリーヴでは社会人に好評をいただいているのは、実にこういうことを排除することに徹底しているからだと思う。
ここでは絶対にさけているのは特定の軍団化である。
さらに言うと特定のグループがクラブ内を跋扈して、その軍団だけがやたら盛り上がっていては、まわりがやりにくくなり、特にオリーヴのように社会人が多く、趣味程度にボクシングを始める人が多いクラブでは、間違いなく弊害になるからである。
そのため自分自身、特定の人間と師弟関係を結んだり、先輩後輩の関係を築くことはない。また相談以外、個人的なかかわりを持つことをさけ、ただすべて平等にひとりの会員としてあつかうようにしている。
そのせいかここには社会的にもしっかりした職業の人が多いのだが、それはここが公共的であるからだと思っている。
ここは社会人の集うクラブであって、学校の運動クラブではない、これからもできるだけいろいろな立場、職業、そして目的の違う人が気兼ねすることなく、楽しく練習できることを心がけて行きたい。









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