そりゃおかしいぜ第三章

北海道根室台地、乳牛の獣医師として、この国の食料の在り方、自然保護、日本の政治、世界政治を問う

恣意的でない人事などない、人事権の乱用は必ず起きる

2020-05-13 | 安倍晋三

「#検察庁法改正案に反対します」のツィートが800万人を超えたそうである。しかも、極めて短期間にこれだけの反対意見がある中、今週中にでも衆議院を通過する。この内閣は都合の悪いことがあれば、反論せずに黙殺する言葉として「承知している」という言葉を用意している。今回も安倍晋三は、大量の反対ツィートに対して承知しているという言葉を繰り返した。
議論ができない安倍晋三は何かあれば、首相の任命権という人事権を背景にした連中を集めた閣議でまず決めてしまう。反論者のないところで「閣議決定」をまずやってしまう。今回も、ご多分に漏れずまずは閣議決定をして、閣僚とその影響下を黙らせる。
内閣人事局を作り官僚の人事権を掌握し、官僚を黙らせる。小選挙区制になり衆議院立候補者を一人に絞り、自民党内の人事権を掌握し党員を黙らせる。
今回の検察庁法の改定で、「恣意的な人事が行われるとの指摘はあたらない」と、安倍晋三は述べているが、その根拠もシステムも歯止めも何の説明も行っていない。
そもそも恣意的でない人事などありえない。
そしてこの人事件を最大限活用しているのが安倍晋三である。これまでの贈収賄とはお金まみれで、ご褒美も利益供与もお金であった。法律も金の授受と利益供与、権限のある地位の人間が融通を利かして事業を与えたり見返りにお金などを頂くことを罰している。
お金がいっぱいあるお家で育った晋三坊ちゃまにとって、お金はいらない。欲しくもなかろう。安倍晋三はお金の代わりの利益供与として、ポストを用意している。安倍に忖度した人物には、いつもご栄転が待っている。安倍は金を受け取ることはないが、無原則的な支持をしてもらうことになる。この流れは、法では罰せられない。
1億5千万円も頂いて、安倍に苦言を呈する自民党のレジェンドを参議院選で妻が蹴落としくれた側近の河合克行には、即座に法務大臣のポストが用意された。加計学園に獣医学部を新設させた裏の功労者、極右翼の萩生田光一には事も有ろうか文部科学大臣のポストが用意された。
今回の検察庁法の改定には、数限りなく政権にとってありがたく振舞ってくれた、黒川弘務への恣意的な人事を1月31日の閣議決定の不備に対しての後付けであり、正当化するための稚拙な悪行である。安倍自身も法解釈を変えたのは拙かったと思ったのであろう。
安倍はことある度に人事は、適材適所をしてきたがお友達優先で恣意的にふるまわれてきた経過がある。人事も恣意的ではあるが、安倍の場合は個人的な狭量なものでしかなく、北方領土を知らない担当大臣や五輪の予算を全く知らない大臣など、口頭決裁したりの大臣など、およそ適材とはとても言えない人物の枚挙にいとまがない。
安倍晋三は、森友加計学園問題や鳥若桜を見る会では起訴される公算が大きく、身の保全のために睨みの利く権威総長が欲しかったのであろう。汚い男である。

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