<十両>
●蒼狼(8-6)
勝ち越しを決めたとたんに3連敗、完全に集中力が切れたようだ。潜在能力はあるだけに、周囲は「もっと欲をだしてほしい」と焦れているのだが、本人は「なんかまけましたね~。今日はしっとりかくにんしました」と、のほほんとしたもの。
<幕下>
○金精山(4-2)
風邪をこじらせたとのことだが、どうやら風邪をひいているほうが、まらが元気になる体質らしい。「いやらしくそそりたつ我がまらに惚れ惚れ」とまるで象牙の美術品のようにてかてかと光ったまらにうっとり。
<三段目>
○萬海(3-4)
初場所直前に怪我をして、休場まで考えたという萬海。強行出場していきなり4連敗。この体調では皆勤全敗もやむなしかと思われたが、そこからしっかり体勢を立て直し、さいごは3勝4敗まで星をもどした。負け越しはしたもののさいごまであきらめない精神力はみごと。「何とか気力で乗り切りました」と表情には充実感も。
<序二段>
○明烏(3-3)
「スッキリしない取り組みながら、とりあえず勝利」と万全の体調とは言えないなか、執念の相撲で3勝3敗まで持ち直した。ここまできたら「相変わらず際どいですが、勝ち越しを狙いたいところ」と欲がでるのは当然。今場所の努力が報われるか、あるいは水の泡になるか、あすの相撲にすべてがかかる。
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