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千秋楽協会御挨拶

2020-01-26 04:00:00 | 協会からのおしらせ

「理事長、すいません。千秋楽の協会挨拶をお願いします」と、玉椿理事が理事長室のドアを開けると、理事長は熱心にまらを磨いている最中。玉椿理事が「あの、ほんとに時間なんですけど」といくら声をかけても、理事長はまらいじりに夢中で玉椿理事の声が耳に入らないようす。

「しょうがねえなあ」

玉椿理事は理事長の説得をあきらめて土俵に上がり、原稿を読み始めました。


おほん、千秋楽にあたり、日本まらずもう協会より、謹んでご挨拶申し上げます。

えー、本日ここに、千秋楽を迎えることができました。これもひとえに、皆様方の生温かいご声援の賜物であり、誠に有り難く、厚く御礼申し上げます。

一月というまらが縮こまりやすく力を発揮するのが難しい環境のなか、各力士は持てる力を出し切ろうとさまざまな工夫を見せてくれました。工夫がうまくいったもの、うまくいかなかったもの、いろいろいました。ファンのみなさまには、力士たちの工夫の様子から、まらずもうの難しさやおもしろさを感じ取っていただければと思います。

なお、当協会では新弟子を募集しております。見るだけではあきたらない。力士たちのふがいなさにあきれた。そういったみなさまは、まらずもうの門を叩いてみてはいかがでしょうか。実際に土俵にあがれば、土俵下からは見えなかった世界が広がります。意欲のある中年男性の参加を心よりお待ち申し上げております。

では、本日の千秋楽。最後の一番まで観戦していただき、まらずもうの神髄を味わっていただければ、これに勝る幸いはございません。ご声援のほどよろしくお願い申し上げ、御挨拶といたします。

日本まらずもう協会理事 玉椿万児郎


 

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