― 今場所に綱獲りをかけます、最強大関にして勃起師範、さらには大日本毛呂乃教教祖の毛呂乃関に伺います。 ・・・っと、毛呂乃教の教祖様という認識でよろしいですか?というより大関自身がご神体ということでしょうか・・・?
(毛呂乃) 「あいかわらず横綱がわけのわからないことを言っているようですね。仮に私がご神体なら格上の横綱は最高神といったところでしょうか?」
― まずは相撲のことから。大関として2場所連続で14勝と横綱にふさわしい成績、あと足りないのは優勝だけです。このところまらずもうでは優勝者が全勝、あと1歩のところで優勝を逃し続けていらっしゃるわけですが、ご自身で足りないものは何だとお考えですか? まら自体は4尺と足りすぎているわけですが…
(毛呂乃) 「世の中見かけだけではいけないということですね。長さは足りていても太さ、形、硬さ、いろいろ足りていないのでしょう。」
― 現横綱・雲虎関の相撲内容に批判が集まっており、実力を備えた強い横綱待望論が挙がっています。大関こそ適任との声が多く聞かれますし、そもそもご神体なのですから綱を締めるのは当然とさえ言えます。そんな毛呂乃関にとって「横綱」とは?
(毛呂乃) 「最後の地獄です。そんな地位に在位しているだけで雲虎関はバケモノであることがわかります。」
― さきほど話が出ました横綱・雲虎関が「大日本毛呂乃教」なる宗教に心酔し、話題になっています。毛呂乃教の教義についていろいろおたずねしたいところですが、毛呂乃教では、人はなぜ朝立ちするのかについて、どのように説いているのでしょう?
(毛呂乃) 「邪教崇拝から目覚めてください。『大日本毛呂乃教』なるものと私は一切関係ありません。朝立ちとまらずもうは密接で神聖な関係にあります。一個人がどうこう申し上げるものではありません。」
― 迷える雲虎関を救済し、雲虎関も見違えるほど好調になったと伺っております。毛呂乃関は、雲虎関をどのようにご覧になっていたのでしょう?
(毛呂乃) 「彼が好調になれば、調子にのってなにをしでかすかわからないので怖れます。
彼が不調であれば、八つ当たりをされるので恐れます。
彼が通常であれば、いつものとおり畏れます。」
― 毛呂乃教の修行はどのようなことを? 大関自身の最近の修行内容についてお聞かせください。
(毛呂乃) 「一個人の修行としましては、夏バテからの回復に心がけております。身体に力が入りません。」
― ではファンの皆様、のみならず人類すべてにひとことお願いいたします。
(毛呂乃) 「台風に負けないでください。」
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