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鯉のぼりとまらずもう

2017-05-04 10:00:00 | まらずもうあれこれ

 あす、5月5日は端午の節句。都心では庭の狭い家が多いせいであまり見かけませんが、田舎のほうでは庭先に鯉のぼりを飾っているのをよく見かけますね。端午の節句を祝う風習そのものは奈良時代ころに日本に入ってきたと言われていますが、鯉のぼりを飾るようになったのは意外に新しく、江戸時代から。

 現在の大相撲では土俵入りするときに、豪華な化粧まわしを腰に巻いています。江戸時代のまらずもうでも、観客にまらをお披露目する際には、まらに豪華な筒状の袋をかぶせていました。現在の化粧まわしと同じように、まら袋には様々な模様が刺繍され、観客たちの目を楽しませていたようです。もともとは竜や虎、武者絵などの勇壮な絵柄が人気だったそうですが、あるとき、魚の模様を刺繍した力士が現れ、これが「なんか魚にフェラチオされてるみたいに見える」「鯉はえさの食いつきがいいから、最後の一滴まで搾りだしてくれそう」と江戸っ子たちの人気を博し、まら袋といえば鯉の柄というのが定番化していったのだとか。

 さいきんでは、小学生のころの毛呂乃理事長も鯉柄のまら袋を愛用していたそうです。理事長が少年時代のある日、汚れたまら袋を洗濯して、利根川の河川敷に干していたところ、地元の青年会議所がそれに目をつけ、鯉のぼりイベントとして定着させたのが埼玉県加須市のジャンボこいのぼり。現在では全国から観光客が集まる人気イベントに成長しています。

 きのう行われたこのイベントに2歳の男の子と訪れた男性は「風が弱くて心配でしたが、うまく揚がってよかったです。このこいのぼりのように大きく強い子どもに育ってほしいです」と話していました。

 

 

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