初場所に全勝優勝を果たし、今場所も八日目まで土つかず、入門後最高の状態で綱取りの期待がかかる大関・玉椿が、きょうの稽古中に肉離れを発症。綱取りに黄色信号が点灯している。
念願の綱取りまであと一歩、最大のハードルは毛呂乃と考えた玉椿。打倒毛呂乃対策を練ろうと、毛呂乃のことを最もよく知る一本糞親方(元横綱・雲虎)のところに出稽古に赴く。その毛呂乃の四尺まらに見立てた三尺九寸の竹刀を使っての稽古の最中に、異変がおきた。
突然の痛みがふくらはぎを襲う。脳内に「ぴきっ」という音が聞こえ、痛みに顔をしかめる。「一瞬アキレス腱を切ってしまったかと思ったが、いちおう歩けるので肉離れだとわかった」。なんとか最悪の事態は避けられたものの、痛いことにはかわらない。突然のアクシデントについて、一本糞親方・玉椿ともに「間違いなく毛呂乃の呪い」と口を揃える。「稽古前に毛呂乃の情報を集めようとLINEで連絡をとったのが気に障ってしまったのか。あるいはけさの相撲が卑怯な勝ち方だったので、懲らしめてやろうと考えたのか。いずれにせよ毛呂乃を怒らせてしまったのは間違いないだろう」
あす以降の出場について、本人は「大関としての責務ですから、出場します」とは言うが「100%の力を出し切るのはむずかしいかもしれない」と不安そうな表情も浮かべる。優勝争いに大きな影響を与える怪我に、周囲からは「やはり毛呂乃の呪いは恐ろしい」との声があがっている。
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・玉椿のコメント「肉離れ、けっこう痛いです。ゆるしてください。まじで」
・大黒柱理事長のコメント「さすがだな。よく体をはった」
・毛呂乃のコメント「ちょ(笑)」