きょうは大関・汚痔関にお話をうかがいます。
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― 大関・汚痔関にお話をうかがいます。よろしくお願いいたします。
(汚痔) 「宜しくお願いします。」
― 長かった冬も終わり、草木も萌え出ずる春を迎えようとしています。まらにも力が入りやすい季節ですが、汚痔関のまらの調子はいかがでしょうか?
(汚痔) 「まぁ特にこれといった変化はありませんね。相変わらずといったところです。」
― アルコールが入るといっそう強くなる汚痔関。お酒にも造詣が深いとうかがっておりますが、この季節におすすめのお酒などありましたら、教えていただけますか?
(汚痔) 「私は季節であまり飲む物を変えないのですが、本来なら寒い時期だけに辛口の日本酒を人肌でなんて良いのではないでしょうか?(小生日本酒は基本的に料理と一緒で無いとたしなみません) 寒い時期に美味しい魚などにも合うし、それ単体でも身体も温まりますからね。」
― さて、先場所直前に横綱・雲虎関が突然の引退を発表されました。つねづね「打倒・雲虎」との目標を口にされていた汚痔関にとっても、驚きの出来事だったと思います。周囲からは、目標がなくなったことでモチベーションが低下するのでは、と心配する声もあがっていますが、そのあたりについての心境をお聞かせください。
(汚痔) 「横綱の引退に関しましては、正直な所いまだにそのショックから抜けきれておりません。人の事を誘っておいてとっとと自分だけ引退ですからね(怒) まぁアレだけ怪しい宗教にハマっちゃうと、もう引退以外に引っ込みがつかない感じだったのでしょうかね? いずれにしてもちょっと当面の目標を見失っているのは事実です。ただ、形は予定していた物と違いますが、大日本毛呂乃教からの覚醒も含めればある意味私が引導を渡したと言えない事も無いので、不本意ながら目標を達成したという見方も出来ないことは無いと思っています。 」
― 関係者からは「そろそろ優勝を」と期待する声もあがっています。雲虎関の引退直後ということでモチベーションの維持も大きな課題になるかとは思いますが、汚痔関の今場所の目標をお聞かせください。
(汚痔) 「優勝は何時の時点でも私の目標ですが、若手の台頭が著しく、まら相撲も変化の時代なのかなと感じています。」
― では、さいごにファンの皆さまへ一言お願いいたします。
(汚痔) 「今場所も優勝目指して頑張ります。皆様も晩酌して翌朝の白星を目指してください!」
― 大関・汚痔関にお話をうかがいました。ありがとうございました。
(汚痔) 「ありがとう御座いました。 」
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『打倒・雲虎』を旗印に番付を駆け上がってきた汚痔にとって、横綱・雲虎の突然の引退は、振り上げた拳の持って行き場がなくなった形。終始不機嫌そうな表情を崩さないまま、なんとも言えない微妙な空気でのインタビューとなりました。