○ 摩羅の川(9-1)
今日は仕事が休みの摩羅の川。昼まで寝ているつもりだったが、8時過ぎに夢の中で相棒が「今日は今のタイミングしか無い。はやく起きろ」と語りかけてきた為、慌てて起床。取組後は「最近、相棒が具体的な言語を使って勝ちのタイミングを語りかけてくるようになりました。驚きですよ。横綱にもなると相棒と会話できるくらいになるんですね」と本人も驚いた様子。ただひとり1差全勝の2人を追う展開だが、明日は用事が立て込んでおり、「もしかしたら負けるかもしれない」と不安ものぞかせる。
○ 毛呂乃(10-0)
昨日男漁りに出かけた毛呂乃、「収穫は?」と尋ねられると、
「球児・津田っ!」と即答。高校球児・津田クンを毛呂乃教の弟子に勧誘したようだ。
そんな毛呂乃、今日はまらに巻きつけたナンに血が。「経(ふ)りにしこと(=過ぎ去った事)」と詳しい話をしたがらない毛呂乃だが、弟子に夜這いするのは有名で、津田クンを奇襲したのは間違いない。本人はご機嫌だが、人として最悪な毛呂乃。そんな夜を過ごしたので、もちろん立つ。「待って、と言われたが待てなかった」と悪びれる様子もない。黒星から縁遠い毛呂乃、「悪役スター」と異名がついたという点では、「黒星がついた」といえるかもしれないが。
● 汚痔(8-2)
自然体の相撲を会得した科に見えた大関だったが、好事魔多し。前日のリラックスした勝ち星に味をしめて、夜更しをし過ぎてしまう。明るくなってからベッドに潜り込んだものの、殆ど仮眠程度しか出来ず良い所無しの黒星。敵は自分自身だった。
● 玉椿(6-4)
風邪をひいた玉椿。「・・・んー、ちょっと無理だね」とあっさり土俵を割って、4敗目。「体調管理もできないなんて情けないやつだ」との声にも「ああ・・・」と、反論する気力もわかないようだ。
○ 家満(10-0)
白鵬越えの64連勝のかかるこの相撲、布団と正面から当たることを避け、横向きで取る考えた相撲。まらの強さゆえに、うつぶせでの圧迫感は苦しい家満、これも強いものだけが知る悩み。横向きでまらもフリー状態だったため、気持よくのびのび勝利。難なく白鵬越えを決めた。この日大相撲では、まらずもう力士に記録を抜かれたことが影響したのか、全勝だった白鵬に土。家満の影響力は大相撲界にも及んでいるのか。
○ 蒼狼(5-5)
今一つ波に乗れなかった蒼狼、相撲の取り方も日本語さえも忘れてしまったのか、ぎこちない相撲だったもののなんとか白星。五分の星に戻したが、日本語が出てこないのか口をパクパクさせただけで足早に引き上げていった。