― 新横綱・摩羅の川関にお話をうかがいます。あけましておめでとうございます。
(摩羅の川) 「あけましておめでとうございます。今年一年もよろしくお願いします。」
― 先日発表された新番付では東の正横綱。とうとうまらずもう界の最高位にのぼりつめました。序列第1位という実感はございますか?
(摩羅の川) 「はい。場所前から私も相棒も緊張しっぱなしです。」
― 昨年は、岩手県で東日本大震災の直撃を浴びながらも、横綱昇進・年間最多勝・3回の優勝と、力士として最高の成績をあげられました。ことしは周囲からの期待がますます大きくなるわけですが、ことしの抱負をお聞かせください。
(摩羅の川) 「勝利数や優勝回数など、何か一つでも昨年を上回る成績を残すよう精進します。」
― 昇進後は取材や挨拶まわりなどで多忙になるため、どうしても稽古不足で成績を落とす力士が多いのですが、摩羅の川関は納得のいく稽古はできていますか?
(摩羅の川) 「昇進の挨拶まわりが一段落したと思ったら、もう年末でしたからね。職場が職場なので年末年始は多忙でしたから、全然稽古ができていません。これから調整していきたいです。」
― このお正月はどのように過ごされていらっしゃいますか? やはり奥様のお手製のおせちなどが食卓にのぼっているのでしょうか?
(摩羅の川) 「先ほども言った通り、年末年始は仕事が多忙だったので正月らしいことはしていませんし、年が変わった実感も薄いです。しかし、今年も嫁が頑張っておせちを作ってくれましたから、辛うじて正月気分は味わえました。美味しかったですよ。特に栗きんとんが独創的な味付けで最高でしたね。隠し味はバターだそうです。」
― 故郷のご両親も、横綱昇進を喜んでいらっしゃると思うのですが、ご報告なさったときのご両親の反応はいかがでしたか?
(摩羅の川) 「いや、まだ報告はしていません。なかなか帰省する機会が無いものですから。」
― 震災復興と向き合いながら、小兵のまらで懸命に土俵にあがる摩羅の川関。摩羅の川関のまらずもうを見て、勇気づけられたというファンの方が大勢いらっしゃいます。そんなファンのみなさまに一言おねがいいたします。
(摩羅の川) 「今年も頑張りますので、応援よろしくお願いします。」
― 新横綱・摩羅の川関にお話をうかがいました。ありがとうございました。
(摩羅の川) 「ありがとうございました。」