日本中の何千人のおじさんが昔弾いていたギターを出してきたんだろうと思うほど懐かしいコンサートがありました。拓郎とかぐや姫の「つま恋」でのコンサートです。会場を埋めた3万5千人のおじさんやおばさんとまったく同世代の我々はとても懐かしく30年前を思い出します。今はただの民宿のおやじもあの頃は、ギター片手によく唄を歌ってたものです。拓郎が歌ってるのを見つつ、同じように歌詞が頭のどこかから出てきて歌えるのが不思議ですね。拓郎は昔の面影はありませんがかぐや姫の伊勢正三の変わらない姿に感動というか、30年前と同じなのに吃驚。かぐや姫の中では一番好きだった「置手紙」では思わずあの頃のことがよみがえり涙が出そうになります。あの歌詞そのものの時代だったから。そんな夕方、自転車で御所を抜け、「ホホエミ」でフロマージュを買って、今出川の中古レコード屋に寄って、ビルエバンスを探していたら端のコーナーに拓郎のレコードが1枚¥400。思わず3枚買ってしまいました。我が家の拓郎のレコードは棚の奥のほうに追いやられていますが、暮れの長い休みにはちょっと出してきて、懐かしい「洛陽」や「マークⅡ」「春だったね」「静」「ガラスの言葉」・・・うーんギターもかなり奥の方にしまったなあ・・。