お宿&かふぇ 布屋 《主人のひとりごと》

120年経った京町家を改修した民宿『布屋』

約束事

2005年05月21日 21時47分12秒 | 布屋
布屋は「禁煙」にしています。理由は色々有りますが、まづ第一は「火の用心」です。京都には、たくさんのお寺が数百年もの間大切に守られてきました。またこれから先も守っていかないといけません。そのお寺は、全て禁煙です。我々の京町家は決して文化財ではありませんが、同じような気持ちで守ってゆきます。
昨晩泊まられた女性お二人が出発されたあと掃除に部屋に入って愕然としました。我々が大切にしている什器を灰皿代わりに煙草の吸殻が入れてありました。予約の時点で、禁煙である旨伝え、その事を理解して、お泊り頂いています。つまりは信頼関係が成立しているわけです。約束が守れない方にお泊り頂くわけには行きません。もうすぐ2年ですが今朝ほどのショックなことはありませんでした。どうか約束はお守り下さい。
今夜お泊り頂いている男性の方は、わざわざ玄関を出て、オモテに煙草を吸いに行かれています。大変申し訳ないですが一度決めたことは守ってゆきます。そして「モノを大切にするこころ」はいつまでも持ち続けてゆきたいです。

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1 コメント

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残念ですね・・・ (ちば@仙台)
2005-05-22 01:48:31
先日親子で利用させていただいた千葉です。あの節はいろいろとお世話になり、ありがとうございました。

布屋さんの骨董は朝ごはんに使っていただく食器も、お部屋やお店に飾ってあるお皿もとってもステキなものばかりでした。

それを灰皿に使っていた方がいたなんて・・・!!

とてもとても寂しく思いました。

私たち親子は、布屋さんのハード・ソフトともに大感動で帰ってきて、また次はいつ布屋さんにお世話になれるかと今から楽しみにしているます。

マナー違反な方がいらっしゃるのはとても残念に思いますが、布屋さんのお宿としての思い、もてなししてくださるお気持ちはとてもよく伝わりました。ぜひ、「モノを大切する心」は今までどおりお続けになって下さい!次回、お邪魔できる日を本当に楽しみにしておりますので(^^
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