お宿&かふぇ 布屋 《主人のひとりごと》

120年経った京町家を改修した民宿『布屋』

思い出の地 北海道その6(ビール園編)

2013年07月09日 17時05分39秒 | 旅先で
出発地の小樽でレンタカーを返します。ガソリンを満タンにして返します。ガソリンスタンドでなんと10リットル足らずで¥1368です。積丹をぐるっと一周してこんな値段なんだ。そりゃ皆さんレンタカーを利用されるはずだ。列車とバスを乗り継いで旅していた頃はいったい何時間かかっていたのか。ホント北海道はクルマの世界ですね。でも我々はまたまたリュックを背負って電車で札幌に向かいます。札幌までクルマで行くなんて考えもつかなかった。レンタカーはどこででも返せるものだった。小樽から札幌に向かう函館本線は朝里から銭函までは大きな二つの都市を繋ぐ線路にしては珍しくずっと海沿いを走ります。電車男は昔からこの線が好きでした。ところが銭函からは突然住宅街が始まり、新しい駅がたくさん出来ていて、線路も高架になって次々と乗客が増えて満員状態で札幌駅に到着します。翌日の予定が早朝からの行動なので札幌では駅に近いホテルを予約しています。京都もたくさんホテルがありますが、負けず劣らず札幌もハイグレードからビジネスホテルまで目白押しです。ここも一休ビジネスで早割予約をしました。



駅から徒歩4分にある「三井ガーデンホテル」です。京都も2か所ありますがここのウリは「大浴場」です。最近のビジネスホテルでは同じような大浴場を装備したホテルがたくさん出来ましたね。比較的新しい建物で部屋の作りも簡素ですがチープではなく、女性を意識したインテリアです。うちの奥さんが先日大阪で泊まった「ブライトンシティ」とコンセプトが似ているとホテル評論家気取りで申しています。さっそく荷物を置いて、僕的に札幌でのメインイベントである店に急ぎます。札幌駅北口から直通バス(有料¥200)で7分。そうです札幌では絶対はずせない「サッポロビール園」です。



煉瓦の建物、煙突の赤★マーク。夢にまでみた「ビール園」です。貧乏だった学生時代の旅で、唯一の贅沢がこのサッポロビール園でした。ジンギスカン食べ放題、ビール飲み放題が当時の我々の最高レベルの食事でした。そのビール園にはるばるやって来ました。



余市で予定時間をオーバーしたのでもう夜7時を廻っています。バスを降りて中に入ると、あらあら以前のイメージに較べて巨大になっている。総合受付なるところがあって「只今ジンギスカンホールは30分待ち、ライラックホールは1時間待ち」とか出ています。えーーつ予約が必要なんだ。広いガーデンにはお土産コーナーとかもあって、すごい人がいます。平日で甘く考えていた。営業は21時30分までなので、飲み放題100分コースで考えているのに持ち時間がなくなるではないか。昔のビール工場をそのまま使っているホールでジンギスカンとサッポロビールと夢にまで描いていたのに脆くも崩れていきます。その昔のままのホールが「ケッセル・ホール」らしいが、もうどこでもいいから早くビールを!と椎名誠状態になります。禁煙でも喫煙でも何処でもいいからと受付で名前を伝えます。煉瓦の建物を見ながら待っていると、なんと「修学旅行生」の団体様がぞろぞろでてきます。そうなんだ。別にビールを飲まないでもジンギスカン食べ放題は生徒さんにも魅力ですね。時代の違いをまざまざと見せられた我々もやっと名前を呼ばれます。案内されたのは、やはり昔からのホールではなくて、最近出来た?であろうポプラ館です。かなり広いホールで座席数900とあります。ホールの奥には先ほどの修学旅行生が帰ったあとが見えます。とやかく言ってられないのですぐオーダーです。ここはジンギスカン食べ、飲み放題¥3770プラス一人¥380でヱビス、サッポロクラシックも飲み放題プランでいきます。



北海道の形のジンギスカン鍋で最近は生ラムもセットになっています。年配の薦め上手な?女性スタッフが肉がなくなるとすぐ直ぐ近づいてきてお代わりを薦めます。調子に乗ってどんどんお代わりをします。ビールも初めはヱビス生で次に北海道限定のサッポロクラシックを頼み、次にもう一度同じもの、次はハーフ&ハーフ・・勢いづいて六杯も飲んでしまいます。



もう年やし、あまり肉もビールも飲めないし、本当はあまり来たくなかったとか言っていたうちの奥さんもびゅんびゅん飛ばします。そしてもうこれ以上食べられない、飲めないといいつつ帰途につきます。満足!満足!・・・・ここまではよかった。ところが明け方、逆流性食道炎らしい状態に陥り、やはりもう年なんだから若いころのマネは禁物と悟らされます。あーあ。つづく。


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