お宿&かふぇ 布屋 《主人のひとりごと》

120年経った京町家を改修した民宿『布屋』

電車男 2015 東京へ その1

2015年06月05日 19時28分06秒 | 旅先で
5月末に毎年東京へ義父のお墓参りに行きますが今年はうちの奥さんの還暦同窓会があるのでそれに合わせて東京へ出掛けてきました。なにしろ三泊四日という長い旅です。うちに来られるお客様が時折宅配便で荷物を送って来られますが成程我々もそうしようと大き目のバッグは事前に宿泊ホテルへ送ることにしました。これなら新幹線とか電車での移動も楽です。初日はお墓参りをし二日目の土曜日が同窓会です。ああ見えてもうちの奥さんの大学は新宿だったので同窓会もホテルであります。



吹き抜けのアトリウムロビーが35年前と変わらずに我々を迎えてくれます。僕が3番目に勤務していたホテルが名前もアトリウムロビーも似ていたので少し懐かしいです。(規模は全然違いますが)昔はセンチュリーハイアットという名称でしたがいまは「ハイアットリージェンシー」という名前です。ホテルのロビーでうちの奥さんの友人と再会したあとこの日は終日僕は自由行動となります。お天気がいいので隣の都庁の周りを散策。





オリンピックの表示もデカイ。そして新宿からまづ神保町へ向かいます。地下鉄新宿線で神保町でおりて古本屋街へ。



お昼前から行列発見。ラーメン屋さんの行列でした。行列も東京は規模が違う。



靖国通り沿いの本屋を何軒か見てゆきます。京都ではありえない乗り物だけの古書店で鉄道関係をチェック。しかも2軒もある。荷物になるので2.3冊購入して午後1時も過ぎたのでお昼ごはんにします。今回は



餃子の「スヰートポーヅ」にします。時間を少し外したので少しだけ待って入店。餃子定食でお昼とします。包まない餃子が美味しい。お店の前のすずらん通りは



道路でフリマをやっていて結構な人です。そして御茶ノ水の駅まで歩いて本日の目的地へ向かいます。うちの奥さんや友人から今日の予定を尋ねられた時の僕の答えは「東十条の北斗星」でした。すると京浜東北線の東十条に「北斗星」なんて洋食屋あったっけ?と言われます。残念ながら洋食屋ではありません。鉄道ファンならご存知のように東十条駅周辺は今年の8月で運転を終了する寝台特急「北斗星」の都内で気軽に撮影できるポイントなのです。なんやという呆れたうちの奥さん達に構わず秋葉原乗り換えで東十条に降り立ちます。上野16時20分発の北斗星までまだ1時間半以上ありますが初めての駅なので早めに来たわけです。王子よりの改札を出て線路際の道に行くと、あららもう三脚を構えたりしている人が十人くらいいます。そうか今日は土曜日なので同業の方の出足も早いんだ。鉄道写真では先に来ている人の後ろから撮影するのがマナーです。(余談ですが最近の若い撮り鉄はこのマナーを守らないのでトラブルになったりします)架線柱も結構邪魔ですがなんとか撮影ポイントをキープ。しかしまだ1時間以上あります。みんな暑い日差しの中我慢大会ですね。自分でも呆れます。でもここは東北線や湘南新宿ラインとか結構次から次へと来るので初心者にも飽きません。慣れないデジイチの練習に丁度よかったです。通過前には撮影者は30人を越えて結構混雑状態です。そして16時20分過ぎにお目当ての「北斗星」もまづまづ撮影できました。周りの同業者と「お疲れさん」なんて挨拶して東十条を後にします。ちょっと日暮里駅にも降り立ちます。



この日暮里駅北口の陸橋は子供たちに人気の鉄道スポットです。都内で唯一の新幹線の線路上にある陸橋なので小さな子供を連れたお母さん方が何組もいます。新幹線の他に東北線、常磐線おまけに京成線も来るので大人も楽しめます?!いつも来ているのか子供たちも「E3系や」「E7系や」とか詳しい。そうです「はやぶさ」「こまち」や北陸新幹線の「はくたか」とか関西では見れない新幹線が行き来するので時間を忘れます。おっとおじさんには次がある。程ほどで秋葉原に向かいます。夜ごはんは秋葉原に決めています。



地方から出てきた人(僕のこと)はこの人出に吃驚します。スゴイ人の中をメイドカフェ?の女子高生?の呼び込みがあちこち立ってます。若者やら外国人やらなにしろスゴイ。そんな中を細い入り組んだ道にあるお店に向かいます。





こんな喧噪な中をこんないい居酒屋もあります。じつは昨夜はこの「赤津加」でお酒を呑みました。友人が早くから予約をしてくれていて入れましたが当日ではちょっとムツカシイです。そして今夜はこの「赤津加」の先にあるとんかつの「丸五」が目的地です。



5,6年前に宿泊されたお客様と東京のとんかつ談義をした時にこの店のマッチまでいただいて是非行ってくださいなんて言われていていつかはと思っていたとんかつ屋さんです。雰囲気的に最近建て替えられたようですが午後6時過ぎなのでまだ2,3人しか並んでいません。少し待って2階席へ案内されます。お店の中は昔の雰囲気を残した落ち着いた佇まいです。早速オーダーします。ロースとんかつ定食¥1850と瓶ビール小瓶にします。出てきたのが





うーんこの厚み、柔らかさ、ソースもキャベツまで美味しい。いつも東京で食べると思いますがやはりとんかつは東京ですね。しかし周りを見回すと皆一人客。しかもみんな男性。隣のおじさんはまづ「ホウレンソウサラダ」と「焼き物一品」ビールを頼み、そのあと「ヒレカツ定食」ごはん半分なんてオーダーしています。なるほどちょっとした一品もあるので呑むのにもいいわけです。今度はそうしよう。満足して喧噪な駅へ。どうせうちの奥さんは同窓会でなかなかホテルに帰らなそうなのでもう一軒次に向かいます。秋葉原から上野乗り換えで例の北千住へ。駅前の「マルイ」でトイレを済ませ向かうは「大はし」です。ところが



土曜にもかかわらず臨時休業。「えーーーっ」と呟く僕の後ろで同じように呟く人、数組。わざわざ電車を乗り継ぎやって来たのに。仕方がないので日比谷線、東西線と乗り継ぎ門前仲町のホテルに戻ります。おっと門仲にはいい居酒屋があった。



魚三酒場です。しかし土曜日で行列長し。ひとりなのでなんとか30分位並びます。並びながらぼんやり店の中のメニューをみているとなんだか体がふらっとします。えっ具合でも悪くなったかと一瞬思ったら店の中のおばちゃんが「地震や」と叫びます。小笠原沖での地震で東京で震度4でした。ちょっとうろたえる僕ですが、店内はすぐいつもの喧噪に戻ります。やっぱり東京人は地震に慣れてますね。落ち着いたあたりで「そこのおひとりさん」なんて呼ばれてカウンターへ。でもミセのおばちゃんはちょっとコワイです。ドキドキしてオーダーしないといけない。でも「アジフライ」「マグロの中落ち」瓶ビール(大)とひや酒で¥2000でお釣りがくるという美味しくて安い居酒屋のカガミのような店です。充実した本日をすごし宿へ戻ります。つづく。




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