お宿&かふぇ 布屋 《主人のひとりごと》

120年経った京町家を改修した民宿『布屋』

想い出のマッチ物語「きりきり」

2006年07月06日 17時18分05秒 | 旅先で
昨夜お泊りのご夫婦は札幌からお越しですが、ここ数日の蒸し暑さにちょっと参ってられます。京都人からすれば、祇園祭過ぎの蒸し暑さに比べれば、全然過しやすいんですが、梅雨の無い北海道からだと、きついかな?さてこのマッチは「ポンパドール」のハーブティのティバックに手作りで作られたマッチです。1977年の夏に北海道を旅したときに立ち寄った日本海側の羽幌という町にある「きりきり」のマッチです。当時は留萌から日本海沿いに北に向かう「羽幌線」という線路があり、その途中の町が羽幌です。襟裳岬のユースにいた時に、この店の存在を知り、襟裳での夏の仕事が終わってから、羽幌の町を訪ねました。ただこのマッチにだけ惹かれて旅が出来た時代が懐かしいですね。今こうして自分が宿をしていて、京都のカフェとかパン屋さんにわざわざ来られる方の気持ちがよーく解かります。再びそうした旅が出来ることを糧に毎日頑張っています。余談ですがその後「きりきり」に襟裳の仲間である「よっちゃん」が嫁ぎました。羽幌線は廃線になってしまいましたたが、羽幌の「吉里吉里」は、カフェの他に宿も始められ、ライダーを中心に、今も元気に頑張っています。

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