お宿&かふぇ 布屋 《主人のひとりごと》

120年経った京町家を改修した民宿『布屋』

電車男 今年の秋は北陸へ その3

2012年10月09日 18時39分25秒 | 旅先で
10月に入り秋らしいお天気が続く京都です。観光の人もまだそんなに多くなく、歩きやすい気候で今が一番いいかもしれません。
さて氷見のつづき。
大満足で市場食堂をあとに、街中を散策します。港では漁船が静かに休んでいます。本当にいいお天気で、散歩するには丁度いいです。少し歩くと潮風通りとあり長いアーケードが続いています。でもどこの地方都市を訪ねてもこういった昔ながらの商店街を歩いている人はとても少なく、お店のシャッターも閉まりがちです。



ぶらぶら歩いていると「雨具専門店」があります。へーっさすがに北陸ならではだなあと思っていたら、雲行きが急に暗くなり、雨が結構激しく降ってきます。さっきまであんなに晴れていたのに。アーケード街でよかった。ちょっと町をあちこち歩こうと思っていましたが、傘もなく仕方なく駅へと急ぎます。しかし歩いていてマンホールを見ると



ブリです。なんか静かで海があって穏やかな町です。でも氷見線は本数がすごく少ないので先へ急ぐことにします。今回の第二の目的の北陸線高岡駅に戻ります。電車に興味のない人はほとんど通り過ぎる駅ですが、ここで今では少なくなったディーゼル機関車が見られます。高岡から高山線の一つ目の「二塚」というところまで毎日2本の貨物列車が走っています。中越パルプという会社までコンテナを運びます。



高岡駅のホームからこの貨物列車の入れ替え作業がじっくり見れます。(鉄道ファン以外はなんの興味もないことですが・・・)そして入れ替え作業の最中にも、北陸線を走っているローカルの電車や(この車両が金沢~直江津までの間しか見られない)城端線のディーゼル車や、突然通り過ぎる北陸線の貨物列車と、あっという間に3,4時間が過ぎます。(普通の人がみたら異常?かな)写真の貨物列車ものんびりと30分くらい止まっているので運転手とちょっとお話ししたりします。土、日は結構撮影に来る人が多いらしいです。もう一つのお目当ての「国鉄色の特急北越」の撮影も偶然できたので高岡をあとに金沢に向かいます。(こういう時にうちの奥さんがいるとこんな馬鹿げたことは許されないので、一人旅がいいですね)今回金沢ではお風呂があるビジネスホテルに宿泊します。以前新潟で泊まった同じチェーンの「ドーミーイン金沢」にチェックインします。シングルで¥5500の部屋はなかなかコンパクトですがうまく作られています。ベッドルームと洗面、トイレスペースに仕切りがあるのは初めてで、なかなか落ち着けます。



金沢では同じように階上に大浴場があるアパホテルも考えましたが、規模的にこちらのほうがいいかなと思い、これが正解でした。夜はお風呂が混むかと思い、早めに最上階の大浴場へ。なんと露天もあって、しかも温泉なので大変満足です。でもうちの奥さんは今頃は友人たちと長野の湯田中にある渋温泉歴史の宿「金具屋」にいるので温泉の差は歴然です!。ま ここはひと風呂浴びて僕も金沢の町へ出かけます。つづく。