半透明記録

もやもや日記

新生活開始

2005年10月08日 | もやもや日記
なんて言うと大袈裟ですが、バイトを始めました。長引いたひきこもり生活にも一区切りがついたようです。このブログに来て下さる方々には、「なにやってるんだろう、この人は?」とお思いだった方もいらっしゃるかと存じますが、そういうわけだったのですねー。

さて、何のバイトを始めたかというと、市立図書館のお手伝いです。今月は児童コーナーの係になりました。返却された本を棚に戻したりしています。最近の昆虫ブームのせいか、返却される本の中にはカブトムシなどのでかい写真が表紙になっているものが多くて、つい気絶しそうになってしまいます。裏表紙に腹部の拡大写真を載せるんじゃありません! うッ、書くのも気持ち悪いぜ……。

昨日は書庫にも入りました。レアものを探したかったのですが、そんな余裕はなく……。でも本にまみれているだけでも楽しいものです。書庫へ返す本のなかに、気になるものが一冊。それは偕成社の少年・少女の文学とかいうシリーズでした。その白地に花模様の装丁を見た瞬間、私の脳裏にひらめくものが! 昔、私が小学生だったころのある晴れた日曜(季節は春か、多分秋)の朝昼ご飯の前(我が家の日曜は朝ご飯と昼ご飯を一緒にとるのでした)、一冊の本を読み終えたという記憶があります。話の筋や登場人物の名前など重要な部分はあらかた忘れてしまいましたが、ラストシーンが女の子が庭でおじいさんと話をして、その庭がなんだかとっても花盛りだったようなイメージだけが残っているのでした。ずっとそのタイトルが気になっていたのに思い出せぬままはや20年、あの本はこのシリーズだったことは間違いなさそうです。忘れてしまってもちゃんと覚えているところもあるものなんですねー。しみじみ。というわけで、近いうちに偕成社のシリーズを借りてみようと思います。
(←ちなみに以前この曖昧な記憶をkajiさんにお話ししたら、それはあれではないかと色々推理してくださいました。ありがたや、ありがたや。そっち方面でも捜査してみます!)

しかし、図書館で働くと、仕事の大変さとか面倒さが分かってしまって、これまでのように他館から取り寄せ(ストルガツキイなどSF関係はほとんど全て)なんてことが気軽にしにくくなってしまったような気もします。しかし、幸いにも勤務地が最寄りの図書館ではないので、そこの職員の方々に「手間取らせやがって、このやろう」と思われることもなさそうなので、やはり気にせず取り寄せまくろうと思います。よかったー。

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2 コメント

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うらやましい就職先ですね (くろにゃんこ)
2005-10-15 20:01:48
図書館のお仕事にはあこがれます!

いいなぁ。

ところで、最近読んだ「形見函と王妃の時計」では、図書館員が主人公で、借りる側のことをこんな風に見られているんだなぁと赤面ものでした。

私なんて、しょっちゅう書庫の本を借り出すから、きっと嫌われているに違いない・・・



偕成社ではないですが、私の場合は岩崎書店のものを子供のころに多く読んでいるみたいなんです。

昔の記憶をたどって、検索をかけてみてわかったことなんですけど。

古臭~い感じの装丁ですが、郷愁を感じますよね。

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おもったよりも (ntmym)
2005-10-15 20:23:40
図書館の仕事はハードな肉体労働でした。

仕事のあとはかなりぐったりしてしまいます;

でも、楽しいですね~。

昔読んだことがあるけど、すっかり忘れてた絵本を思いがけず見つけたりして。うむうむ、郷愁です。



先日、少しだけ本の補修作業をやらせてもらったのですが、私は細かい作業が好きなので、これが楽しい!

でも、絵本なんかが1頁ポロッと破れていたりするのを、返す時に自分で直してくれてる人がいるんですが、その人の性格があらわれているというか、セロテープで適当に留めただけだったりして、何もしないでくれたほうがマシということも……。

なかなか奥深い仕事なんですねー。
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