半透明記録

もやもや日記

1歳5ヶ月(1)

2014年07月16日 | もやもや日記

7月8日の夜。

なかなか踏ん切りがつかない様子で
家の中でもずっと父母の手を繋がずには歩かなかった息子が
突如としてひとりで歩き始めた。

歩き出すと勢いづいて、部屋中をぐるぐるぐるぐる
キャッキャと笑いながら何周もするのであった。







7月7日で1歳と5ヶ月になりました。そういやこの日は七夕だったんだな。全然気づくことなくうっかりと過ごしてしまいましたが、翌8日になると息子はトコトコと、ようやく本格的に歩行を始めました。重い頭をフラフラと揺らしてバランスを取りながら、よちよちと歩いています。ペンギンみたいでくそ可愛い…!! あああ、可愛い。息子の方でも父母をよく慕ってくれて、それはそれでいいのですが、4月の末から始まった人見知りは目下ますます悪化の一途を辿っているようです。知らない人から話しかけられると怒って泣き出す息子…どうしてこうなった。そのうち治るんでしょうかね?


さて、いよいよ自分で好きなように歩けるようになって、ますます目が離せない息子の成長ぶりですが、「成長する」というのは意外にも一進一退しながら進むことだと分かりました。ひとつ出来るようになると、別のことが出来なくなったりすることもある。ふしぎ。

最近出来るようになったことは、まずはやはり「歩くこと」。ひとりで歩けるようになったはずが、日中は寂しいのか、ひたすら私と手を繋ぎながら家中をぐるぐる、外へ出かけても手を繋いでよちよち、歩く練習に余念がありません。夕食後がもっとも調子が良くて、帰宅したK氏を交えて丸いテーブルの周りをトットコ歩いています。



つきまとう息子から逃げる私、それを追う息子、さらにそれを追うK氏。
と、家族全員でバターになるまでグルグルまわっています。かくれんぼと追いかけっこが大好きな息子は、テンションMAXでキャーキャー喜んでいます。激しい団欒。


もうひとつ出来るようになったのは、「椅子にお座り」。食事時、特におやつの時間には、自分から食事用の椅子に座るようになりました。



なぜか正座。私も「とりあえず正座派」なのですが、息子も同じのようです。椅子の上でも床の上でも、座る時はとりあえず正座をしています。ご飯の時は、途中で椅子からおりて私の膝の上に乗ってきますが、ひとまず「座って食事」が出来るようになりつつあるので一安心です。


もうひとつは、「本の熟読」。これまでは絵本をパラパラとめくっているだけか、興味のある乗り物のページしか見ていませんでしたが、最近はその他のページにも関心がわいてきたようです。ひとつずつ絵を指差して私を見上げてくるので、ひとつずつ読み上げてやります。今までも読んでやっていて、ニワトリやバナナなどいくつかは認識していましたが、見開きページに描かれた全部のアイテムをランダムに指差すようになったのはここ1週間ほどくらいです。



息子の気が済むまで一日に何度もこの作業を繰り返す。ものの名前をちょっとずつ覚えてくれるといいなあ。
これに関連してか、ずっと「ブーブ」で統一されていた自動車と電車と飛行機や船が、次第に分類されてきた模様。機関車が「ポッポ」であるとようやく見分けられるように。おしゃべりしたそうな気配が感じられてきました。


最後に重要な変化としては、「あまり泣きわめかなくなった」。泣いても長引かず。説得すれば5回に1回は納得してくれる。喚いてもしばらく放っておくと、諦めたようにじっとするように。この反応はいいのか悪いのか分かりませんが、特に根に持つ風もなく、なんといっても我々は助かりますし、なんだかすごく成長したように感じています。一過性でないことを祈る;



一方、出来なくなったことは、「一人遊び」。息子は小さなクルマのおもちゃが大好きで、一日中床や棚の上などを手で滑らせて遊んでいましたが、気が立ってくるとあちこちに投げつけるので毎度K氏の怒りを買っていました。クルマだけでなく絵本などもあんまりポイポイ投げるので、先週の木曜の夜についにおもちゃと絵本を全撤去。普段からK氏は息子に「投げるとそのたびにひとつずつ無くなるよ! 何も無くなってもいいの? それがお前の望む世界なんだな?」と言い聞かせているのですが、試しにボールと布絵本以外を全て片付けてみました。
すると当然、遊びようがないので、一人で遊べなくなりました。私がご飯を作っている間は、台所の柵の前でうなだれて待っています。ほんとうにつまらなそう。あんまり可哀想なので本を一冊出してやりましたが、ひとりではそれほど読まない。うーん。。。でもご飯を作らなきゃしょうがないので、時々泣きわめいていますが、気にせず炊事; がんばれ、がんばれ!と声をかけたりしていると、そのうちリビングへ戻って、壁に張り付いて黙って横たわったりしています。うっ…;o;

K氏は、息子が物を投げることとクルマに執着しすぎることを嫌がっていましたが、そんな息子の様子をさすがにちょっと気の毒に思ったのか、休日は朝早くから散歩に連れて行ってくれるようになりました。また、息子は父母が近くにいる間はひたすら手を取って歩く練習をして、おもちゃがなくてもそれなりに過ごせるので、もうしばらく様子を見てみることにします。どうも彼は目の前に物が多すぎるとイライラするのか、おもちゃを箱ごと、絵本を棚に詰まっている全部まとめて投げるといった態度をしばしば取るので、一日ひとつふたつだけ出してあげるのがいいのかも。児童館でも詰まったおもちゃの箱をしばしばぶん投げているし…


もうひとつ出来なくなったことは、「自分で食べる」こと。パンやバナナ、キュウリなどは指でつまんで自分で食べていたのに、ここ数日、ついにそれすらやらなくなりました。どういう心境の変化なのか、いちいち私が口に運んでやらないと食べない。自分でできるのは、ストロー付きマグから牛乳を飲む、おやつの卵ボーロを食べるくらいですかね。スプーンやフォークを使って食事するなんて、夢のまた夢。お椅子に座って、お椀にむやみに手を突っ込まず、「次はアレ、それじゃなくてコレ」と指図して私を操作し、お行儀よく食べてくれるのはありがたいですが、自分で食べてくれるともっと助かるんだがなあ。あと、こんな有様なので私は息子と同時に食事することなどできず、息子の食事にかかりきり、やっと食べさせてさあ自分のご飯となると、今度は息子が早速歩く練習を始めようとしてまとわりついてくるのです。息子は、父母たちにも食事の必要があるということをまったく理解していない模様。足下でずっと騒ぐので、私は台所のカウンターに皿を置いたまま、歩きながら、すれちがいざまに少しずつ食べています。なんたる行儀の悪さ…。
メチャクチャな我が家の食事風景は、いつになったら正常化するのかしら? とほほ。




あれが出来るようになると、これが出来なくなったりもします。蒸し暑くてイライラしても、笑って過ごすことの方が多くなったような気がします。梅雨と夏が苦手な私ですが、このまま楽しく乗り切りたいですね!







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