お正月にはこういう本を読んでいました。
エンゲルスの『空想より科学へ』が相当に面白かったです。
(読書感想、というか学んだことをまとめ中ですが超難航;)
エンゲルスは『賃労働と資本』(マルクス)を読もうとしたら、肝心の本論に対してのエンゲルスの前書きに割かれたページの割合が多めで、しかも熱い。傍点多過ぎ。それでちょっと面白いなーこの人、と思っていたのですが、今回のこの本もやっぱり面白かった。
しかし、そういう読み方をしていたためか、理論はあまり頭に入らず。部分的に猛烈に納得させられるところはあるのですが、要の部分がちょっと…。正月早々、己の理解力不足を反省させられましたが、ともかくこれは『資本論』を読まないと分からないのかも。うーむ、いつ読めるやら。
ピエール・ガスカールの『けものたち・死者の時』はまだ半分。読むうちに、やたらと肉の欲望が沸き起こります(この場合は、肉食の欲求)。お肉屋さんの話があるのですが、それ以外でも不思議と生々しい刺激を受けるようです。重くじっとりした物語が多いのですが、描写がなんとも鮮烈。絵みたい。とは言え、必ずしもカラフルではない。どちらかと言うと、いや、はっきりと暗い。最初はちょっととまどいましたが、なんかこの人は好きになるかもしれません。
ミルハウザーの『バーナム美術館』は10年くらい保管した末(またか)、ようやく読みはじめましたが、やっぱりまだ読み時ではなかったのか、3分の1くらいで挫折しております。面白くなってきたところで、急に場面が急変するので、今の私はそこにつまずいてしまっています。惜しい。ただ、この溢れるほどのイマジネーションの連なりは凄いと思う。文字の量も凄い。そのあたりはスティーヴ・エリクソンの感触にやや近いかも。(しかし今のところ私はエリクソンの方が合う)
読書の合間には漫画もかなり読みました。
むしろ、漫画をかなり読みました。
*『マダムとミスター』遠藤淑子(すごーく面白かった。想像以上に)
*『あめのち晴れ』杉原涼子(じわ~っと笑えました。全2巻?なのは惜しい)
*『海獣の子供』五十嵐大介(『魔女』が見つからない…)
*『中国の壺』川原泉(これまた予想以上に面白い。やっぱこの人は凄いな)
などなど。ほかにもいくつか読みました。
漫画はすぐに読めるところがいい。
だけど漫画は、読むのは楽だけども、やっぱり描くとなると大変なんだよなあ。
しみじみ。
エンゲルスの『空想より科学へ』が相当に面白かったです。
(読書感想、というか学んだことをまとめ中ですが超難航;)
エンゲルスは『賃労働と資本』(マルクス)を読もうとしたら、肝心の本論に対してのエンゲルスの前書きに割かれたページの割合が多めで、しかも熱い。傍点多過ぎ。それでちょっと面白いなーこの人、と思っていたのですが、今回のこの本もやっぱり面白かった。
しかし、そういう読み方をしていたためか、理論はあまり頭に入らず。部分的に猛烈に納得させられるところはあるのですが、要の部分がちょっと…。正月早々、己の理解力不足を反省させられましたが、ともかくこれは『資本論』を読まないと分からないのかも。うーむ、いつ読めるやら。
ピエール・ガスカールの『けものたち・死者の時』はまだ半分。読むうちに、やたらと肉の欲望が沸き起こります(この場合は、肉食の欲求)。お肉屋さんの話があるのですが、それ以外でも不思議と生々しい刺激を受けるようです。重くじっとりした物語が多いのですが、描写がなんとも鮮烈。絵みたい。とは言え、必ずしもカラフルではない。どちらかと言うと、いや、はっきりと暗い。最初はちょっととまどいましたが、なんかこの人は好きになるかもしれません。
ミルハウザーの『バーナム美術館』は10年くらい保管した末(またか)、ようやく読みはじめましたが、やっぱりまだ読み時ではなかったのか、3分の1くらいで挫折しております。面白くなってきたところで、急に場面が急変するので、今の私はそこにつまずいてしまっています。惜しい。ただ、この溢れるほどのイマジネーションの連なりは凄いと思う。文字の量も凄い。そのあたりはスティーヴ・エリクソンの感触にやや近いかも。(しかし今のところ私はエリクソンの方が合う)
読書の合間には漫画もかなり読みました。
むしろ、漫画をかなり読みました。
*『マダムとミスター』遠藤淑子(すごーく面白かった。想像以上に)
*『あめのち晴れ』杉原涼子(じわ~っと笑えました。全2巻?なのは惜しい)
*『海獣の子供』五十嵐大介(『魔女』が見つからない…)
*『中国の壺』川原泉(これまた予想以上に面白い。やっぱこの人は凄いな)
などなど。ほかにもいくつか読みました。
漫画はすぐに読めるところがいい。
だけど漫画は、読むのは楽だけども、やっぱり描くとなると大変なんだよなあ。
しみじみ。
わたくしの一押し『マダムとミスター』・『あめのち晴れ』、読んで下さったのですね!ありがとう!!(と、本編ではないところに反応してしまってごめんね!!)
遠藤淑子さんのお話は読むといつも優しい気持ちになれて好きです。でも、綺麗綺麗ばっかりじゃないところが良いのですよね。かつ、ギャグのセンスがすばらしい。このへんは川原泉さんにも相通ずる点だと勝手に思っています。マダムがギブスでサンバ踊っちゃうわよ、とミスターを脅すところとか、すごく好きでした。
晴ちゃんの方は、「くろいわっさん」とか「おれかるぴす」とか、ふと思い出してにやにや笑っちゃいます。
昨日、突如、つくづくと漫画は日本の文化だなあと思ったのでした。
低迷すると言われ始めて久しい出版業界でも、漫画だとミリオンセラー出たりしますもんね。
まだ一部しか読めてないので、今後もいろいろ読んでいきますよ♪
遠藤さんのは、私はもっとシリアスなのかと勝手に思っていたのですが、おっしゃる通りかなり笑いに満ちていて、そのあたりがとっても気に入りました。
あ、あと『マダムとミスター』の中に、「夏休み」という河童と男の子の話がありましたよ~。うぅ、たしかにあれは泣けますね;
『あめのち晴れ』も面白かったです。独特のテンポと奇妙な着眼点に、ついニヤニヤしてしまいますね~。
読みたくなりました!今から読みます!!
泣けますよね~~。うぅ。
それにしても『マダムとミスター』は、こまきさんがおっしゃってたように途中で終わってる感じが惜しいですね~。続きがいつか出るといいなあ。