半透明記録

もやもや日記

ぬるい風が強い

2010年02月09日 | もやもや日記




今日は生温い風が強く吹き付けています。私は風が強いのはあまり好きではありませんが、いつか吹き抜ける風の強さを心地よいと感じられるようになりたいと願ってはいます。

などと、えせ文学風味に書きはじめてしまいましたが、ああ、風が強いなあ、ほんとうに。もし、私が帆船を持っていたら強い風の力でどこか遠くまで水の上を駆けていくでしょう。もし、私が飛べるだけの翼を持っていたら強い風に乗ってどこか遠く風が止む場所まで飛んでいくでしょう。

しかし、どちらも持っていない私はこんな風の日にも地面にへばりついたまま、ただ煽られるだけですが、強過ぎる風は私の身体から心だけを吹き飛ばしてくれるようです。風の強い日くらいは、私は肉体のこの重さのことを忘れたっていいだろう? いったい私は心だけでどこまで行けるのか、知りたくはないか。私の心だけではそんなに遠くまでは行けないだろうとは思うけれども。そら、行け。もっと遠くまで。このぬるくて強い風に吹き飛ばされてしまえよ。

そして遠くの美しいものを持って帰ってきてくれ。






なんて、ぬるいことを考えてしまうぬるい風の日。
センチメンタルが加速しても、私はやっぱり心だけではまだ遠くまで行けません。身体が気になって。強風に煽られてもみくちゃになって取り残される身体が心配で。目にゴミが入るかもしれないし、なんてことが気になってしまって。
なんてこった、くだらねえ、まったく根性ねえなー。あーあー、やだね。

でも、間抜けでよろしい。
私は間抜けでよろしいのです。
俗物で結構!


ぬるい風が少し心地よくなってきた。







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