下描きだけして、清書する気にならず何年も放置してある漫画でお茶を濁してみるシリーズ。。。丸っきり自分のためだけの下描きなので、見にくいことこの上ないですが、気にせずUP! …こないだ数人のお友達に見せたら、思いのほか好感触だったので、調子に乗っておるのです(^o^;)イヤ、モット酷イ反応ガ返ッテクルカト…
あまりにも未完成ですが、どうぞ。
~「紙猫の王」~
今回のマンガは、3、4年くらい前に描いたものです。最後の頁がどうもしっくりこなくて、そのまま放ってありました。だってほら、意味が分からないでしょう?(いつもの通り…;)
でも最近いよいよ気を取り直して清書しようかなーと思ったり思わなかったりしてるんです。
この作品はいつだったか、島尾敏雄の「摩天楼」という短篇を読んでたら出て来た「ヘゲモニー」という単語とその意味を初めて知った時の衝撃から生まれました。
「私はつい先頃この摩天楼でヘゲモニーを握っていたのではないかと錯覚して奇妙な寂寥に落込んだ。」
(島尾敏雄『摩天楼』より)
ヘゲモニーを握っていたのではないかと………。
ちなみに「ヘゲモニー」とは「覇権」。
摩天楼で覇権を握るというのは、どういう気分でしょう。ともあれ私は「ヘゲモニー」という言葉の響きを愛します。意味に似あわぬこの脱力感がたまりませんね。
ふう。もうちょっと面白くなったら清書します。
(いつ!?)
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