半透明記録

もやもや日記

お知らせ

『ツルバミ』YUKIDOKE vol.2 始めました /【詳しくはこちらからどうぞ!】→→*『ツルバミ』参加者募集のお知らせ(9/13) / *業務連絡用 掲示板をつくりました(9/21)→→ yukidoke_BBS/

さくらさいてた

2013年04月08日 | もやもや日記



あまり外を出歩かないので分からなかったのですが、久しぶりに外出したら桜が咲いていました。ちょうど満開くらいでしょうかね。波浪警報の出ていた昨日とは違って、今日は暖かでよい天気でした。


桜というと毎年必ず思い出すのが私の高校の入学式。たしかあれは4月8日のことじゃなかっただろうか。あれから21年か。・・・・・・えっ、21年かっ!? 驚くほどに長い年月ですね。いやー、驚いた。あの暖かな昼下がり、はらはらはらはらと桜の花びらが静かに舞い落ちていたことを、憧れの制服に袖を通して狂わんばかりに舞い上がったあの時の感情を、今でも昨日のことのように思い出します。

桜の季節にはいつもやたらと高校時代が懐かしくて、別にやり直したいとかあの頃に戻りたいとかそういうわけでもないけれど、それに近い感傷のようなものを私はずっと抱き続けてきたのです。でも、そう言えば、このごろはあまり思わなくなっていたな。16歳の春から21年。常に過去を振り返りそれとともに生きてきた私も、いよいよ大人になったということなんだろうか。あるいは何かしらを諦めたということなんだろうか。何がどう変わったのかは分からないけれど、いつの間にか私は未来を見つめるようになっていたんだなあ。可能な限り長く生きてやる、もっと先を見に行くんだと思うようになっていたなあ。生きているって、何が起こるか分からないってことなんだ。


 時はお前のため花の装いをこらしているのに、
 道学者の言うことなどに耳を傾けるものでない。
 この野辺を人はかぎりなく通って行く、
 摘むべき花は早く摘むがよい、身を摘まれぬうちに。

   -『ルバイヤート』オマル・ハイヤーム


時が流れていきますね。そして、ほら、今も美しく花が咲いていますよ。