恵方巻きが2本
2011年の恵方は南南東でした。
結局、昨日の節分はもやもやぼやぼやしながらも、スーパーまで太巻きを買いにいったら予想通りとても高級な太巻きしか売っていなかったので、思い切って自作することにしました。ひとまずブツ切りになったマグロと大葉とお酢などを買って帰ります。既製品という安全牌を捨てて自作(しかも初挑戦)に走る私……! 脳が弱っている時はやっぱり判断力も低下しますわね(/o\;) さて、太巻き用食材の運命やいかに!
というわけで、お米をいつもより多めに炊いて、まずはすし酢作り。すし酢にはお酢と砂糖、それから塩が少々。お米との分量の比がいまいちわからないまま、なんとなく作る。お米が炊けたら、すぐに作っておいたすし酢を加えながら、手早くしゃもじでかきまぜる。団扇で扇ぎながら切るようにお米を混ぜる、とアンチョコには書いてありましたが、扇ぎながら混ぜるのは私には難しかったので、ちょっと混ぜては扇ぎ、またちょっと混ぜては扇ぎ、とノロマな感じで作業を進めました。混ぜる時に、すし酢のほかに「ごま」も混入します。さて、これで飯のほうはよろしい。でも、ちょっとご飯を柔らかく炊き過ぎたかなぁ……
次に太巻きの具ですが、マグロは細かく叩き切って、ショウガと少量のごま油と醤油を加えて混ぜ合わせておき、大葉は千切りにしておきました。さて、ここからが本番。
「巻きす」、これをずいぶん前から買おう買おうと思いつつ買わずにいるのですが、調べたところによると、世の中にはやはり私と同じように「巻きす」を持っていないのに太巻きを巻きたい!と高望みしている人々が多く存在するらしく、その方々はどうやらラップと紙で代用しているとのこと。やっぱりね。私もそういうので出来るんじゃないかと思っていたのですよ!
さっそく、郵便局で貰って来ていた薄い小冊子(A4サイズくらい)の上にラップを敷き、その上に海苔を載せます。すし飯をそこへ薄く盛っていきますが、このとき、海苔の奥側数センチ分にはご飯を盛らないのが、うまく巻くためのコツでしょうか。すし飯を敷きつめたら、大葉、マグロを棒状に並べて、いよいよ巻いていきます。
結論から申し上げると、「代用巻きす」は予想以上の働きをしてくれました。てか、太巻き、意外と簡単だな! なんかこれはハマりそうな予感! すし飯と具を乗せた手前の方から、くいっと丸めると、綺麗な太巻きに仕上がりました(上の画像を参照ください。立派な棒状に!)。
そして、はみだすマグロ。
太巻きがうまく巻けたことに気を良くしながら、次は、多めに作っておいたあまりのすし飯に大葉のみじん切りをさらに加え混ぜ、いなり寿司も作ってみました。お寿司攻めですね、はい。これでもかというくらいにすし飯を詰めたので、結構デカイ。
と、このように、私には太巻きを巻くための「巻きす」が無かったのに、原理を考えれば「巻きす」でなくとも巻けるはず! と言い聞かせて、巻きす無しで太巻きに挑戦してみたところ、ご覧の通りわりと簡単にうまくできましたよ! でも、「巻きす」じゃないといささか情趣に欠けますね。「今、お寿司巻いてるんだぜ!」っていう気分がいまひとつ盛り上がらないかもしれません。あと、具を太巻きの中心に配置するためのさらなる改善が必要だったかもしれません。それから、すし飯の味がいまひとつぼんやりしていたので、すし酢とご飯の配合をもっと正確に守らなければなりませんでしたね。K氏は「なんか…普通のご飯で太巻きを作ったみたい…」とのたまってました。そりゃ災難だったね(´・ω・`)醤油付ければ紛れるよ!
いなりはそこそこ美味しかった。揚げの味に救われてました。
反省点は多々ありますが、太巻き初挑戦の節分は、どうにか面白く過ごすことができたかと。あ、豆、食ってねーや……。