半透明記録

もやもや日記

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Glenn Gould "J.S.Bach Goldberg-Variationen"

2007年03月27日 | 学習
このところ、すっかり無感動で詰まらない人間に成り下がってしまったと落ち込んでいましたが、それは「気のせい」でした。私はいま、こんなにも感動しています! 人類って素晴らしい!


なぜ、突然こんなことになったのかと申しませば、いつも通っている文芸サイトに、この人の演奏するこの曲は名曲であるということと、いまYouTubeにそれがアップされているという記事があったので、昼休みにちょっと聴いてみたのです。それで、その感想を一言で言うならば、こうなるでしょうか――


!!!(一言にもなりません。無理。不可能)



演奏開始20秒ほどで、ただちに私の目からはとめどなく涙が溢れ出ました。大袈裟ではありません。ほんとうです。結局、映像が終わるまでおいおいと号泣してしまいました(昼休みはいったん職場から帰宅していたので、いっそこのまま午後休を取ろうかという勢いでした。取らなかったけど)。
信じられません。ピアノの演奏って、こんなに感動的だったのですね。

とにかく圧倒的な音。音。音!
音楽のことなど、ましてやバッハのことなど、さらには演奏者のグールドのことさえも丸っきり知らない無教養な私には抵抗する間も与えられずに全面降伏するしかありませんでした。このグールドって人は、なんだか凄い。とにかく凄い。
演奏の凄さだけでなく、人間としても相当に特殊な人だったらしいので、興味津々です。ちなみに若い頃はハンサム。別の動画では、歌ったり途中で席を外したりしながらきわめて楽しそうに演奏していました。実に興味深いですね。


さて、今回私が聴いたのは、1981年に収録されたグールド最晩年の演奏です。そして、この時の「バッハ ゴルトベルク変奏曲」は傑作であるとされているそうです。たしかに凄かった。もう、ほんとうに凄いとしか言えません。


夜、仕事を終えて、もう一度よく聴き直そうと思ったら、YouTubeからは既に削除されていました。なんてこったーッ!! やっぱ午後休を取って昼間のうちに聴き倒すんだった……。あぁ……!

残念至極ではありますが、あらためてCDを買って聴くことにしましょう。でも、あの映像の迫力もとてつもなく凄かったんだけどなあ…。DVDは手に入るのかどうなのかよく分かりませんでした。うーむ。



グールドは既にこの世の人ではありませんが、いまだに人々を震えさせるようなものを遺してくれたというのは、人間の手になるあらゆる美しいものに感動するといつも私が思うことですが、実に素晴らしいことであります。不滅のものというのは確かに存在するのではないかと、ますます思えてきた。


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 ***「その2」に続きます***