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森羅万象 ~ 歩く印象派

中国版“牛肉偽装事件”!「段ボール肉まん」を摘発、絶句する衝撃の偽装手口!!―北京市

2007年07月13日 20時25分02秒 | 歩く印象派
7月12日12時7分配信 Record China

11日、中国中央電視台(CCTV)は北京市朝陽区の屋台で、段ボールを具にした肉まんが販売されていると伝えた。想像を超えた偽装の手口には思わず絶句。写真は肉まんを売る屋台。
2007年7月11日、中国中央電視台(CCTV)は北京市朝陽区の屋台で、段ボールを具にした肉まんが販売されていると報道した。

CCTVの潜入取材に、販売業者は制作手順の一部始終を公開した。まず普通の使用済み段ボールをカセイソーダに浸すところから作業はスタート。みるみる段ボールは柔らかくなり、色も変わっていく。十分に変化したところで、包丁でよく叩き、挽き肉状にする。後は本物の挽き肉と混ぜ合わせ、足りない味を豚肉エキスで補えばもう完成。

これだけの作業で段ボールは原価数十倍の豚肉へと変身すると自らのアイディアを誇った。ただ問題は段ボールと豚肉の比率で、現状では6対4でまだまだ相当量の豚肉が使用する必要がある。これを減らすのが今後の課題だと話した。

CCTVの取材記者がこの肉まんは食べられるのかと聞いたところ、製造者は「食べられないだろ、オレは食べないよ」と笑って答えていた。付近の市場や街頭で毎日相当数の肉まんが売り出されていたという。CCTVの取材直後、警察官は同工場を摘発、関係者を逮捕した。

このニュースを伝えたアナウンサーはあまりにもひどいニュースに怒りを露わにし、「罰として半月の間、自分で作った肉まんを食べさせたい」と発言していた。エキスで味付けすれば違いがわからなくなるなど、日本の牛肉偽装事件との類似性もあるが、段ボールを劇薬で加工するなどその過激さは日本をはるかに越えている。(翻訳・編集/KT)

マグロのストレスを下げ、より美味しく食べる研究

2007年07月13日 07時04分50秒 | 歩く印象派
[ 2007年07月12日 17時01分 ]

写真は築地魚市場でセリにかけられる冷凍マグロ

[東京 10日 ロイター] 日本で、近海で獲れるマグロのストレスレベルを下げて、よりおいしく食べる方法が研究されている。

研究を行っているのは、北海道大学の研究チーム。活発な魚であるマグロは捕獲された際に激しく暴れるが、それで魚の体温が上昇し身が白くなるため、味と価値が大幅に下がる。

ストレス低下プロジェクトを率いる同大の今野久仁彦教授は「みんなできるだけ新鮮なマグロを食べたいと思っています。しかし魚が暴れると鮮度が落ちてしまうのです」と語った。

マグロは、大量に網にかかったり、養殖場で密集した状態に置かれると特に激しく暴れる傾向があり、研究チームは主に捕獲時のストレス軽減に焦点を当てている。

まだはっきりした結論は出ていないが、今野教授によると、ストレスレベルを下げる最善方法はとても単純で、かつ決定的なものだ。

「素早く殺してしまうことです」と今野教授は語った。


イスラエルの分離壁の両側で、共存を訴えて写真を映写

2007年07月13日 02時05分02秒 | 歩く印象派
2007年07月12日20時54分朝日COM

 エルサレムの東郊にあるパレスチナ人の村アブディスで11日夜、イスラエルが自爆テロ犯の侵入阻止を理由として造っている分離壁を画面にして、イスラエルとパレスチナの日常風景の写真を映写する催しが行われた。分離壁はパレスチナ人にとって、土地を奪ったり移動の自由を妨げたりする障壁だ。いかに必要ないかを訴える試みでもあった。

 イスラエルとパレスチナの市民団体やドイツ政府などが資金協力した。ここで最初の催しをし、民族や宗教の紛争を抱えるキプロスや北アイルランドを経て、壁を壊したベルリンで来年、最後の映写を行う予定。

 11日夜はアブディス村の壁の両側で、同じ写真を同時に映写。イスラエル側には約100人の観客が集まった。

 写真を出品したイスラエル人のニニ・モシェさん(32)は「子どもたちの遊ぶ姿の写真が、イスラエルとパレスチナで別々に撮影され、並べて映写される。するとどっちがイスラエルなのかわからなくなり、同じ子どもじゃないか、なぜ壁が必要なんだ、と疑問がわいてくるんだ」と語った。

 分離壁は02年に建設が始まり、総延長約700キロのうち半分が完成している。ヨルダン川西岸のパレスチナ領に食い込んで建設される例が多く、問題になっている。

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以下は英紙「インディペンデント」1月28日付
パレスチナ25万人 生活圧迫

イスラエル分離壁

人権団体が報告

 【カイロ=松本眞志】イスラエルの建築設計者などが組織する人権団体ビムコムは、イスラエルがパレスチナのヨルダン川西岸で建設をすすめている分離壁によって二十五万人のパレスチナ人の生活が根底から脅かされているとの報告をまとめました。中東電子サイト・イスラム・オンライン一月二十三日付が報じました。

 それによると、現在、分離壁の外側と一九六七年の停戦ライン(グリーンライン)の間にできた二十一の飛び地に八千人のパレスチナ人が生活し、住んでいた町から事実上隔離されて、友人、親類との交流も途絶えた状態になっているといいます。

 分離壁の内側に住む住民も、壁によって交通が妨げられ、通勤・通学が困難になるなど、全体で二十五万人のパレスチナ人の生計に支障が生じています。

 報告は「飛び地に住む住民は近くの町の病院に行くためにイスラエル兵が警備する壁の門を通過しなければならないが、夜には門が閉じられるため、通行は不可能になる。緊急の場合、この時間差は生死を左右する」と述べて、分離壁が住民の生命にも深刻な影響を与えていると告発しました。

 ビムコムの活動家で建築家のコーヘン・リプシッツ氏は、分離壁がパレスチナ住民の生活実態をまったく考慮せず、ユダヤ人入植地に有利に建設されていると指摘。「分離壁が完成すれば、飛び地住民が教育・医療サービスを受けることが不可能になる」と強調しました。

 高さ八メートルの分離壁建設は、二〇〇二年に当時のシャロン政権のもとで始まりました。ヨルダン川西岸の大規模ユダヤ人入植地を将来のイスラエル国境内に取り入れることを目的にしたもので、オルメルト政権も一方的国境画定計画を主張して建設を推進してきました。完成すれば全長六百二十―七百キロになるともいわれています。〇四年に国際司法裁判所は分離壁を「違法」と判断し、「撤去」を勧告しています。

 イスラエルのリブニ外相は〇六年十二月に分離壁を基準とする暫定境界線案を提示。同月、国防省はヨルダン川西岸のユダヤ人入植地拡大を承認しました。外務省のマルク・レゲブ報道官は、分離壁建設がパレスチナ武装グループの自爆テロを防止するためだと弁明し、「パレスチナ人にとっては生活の質の問題だが、イスラエル人にとっては生死の問題だ」と正当化しました