“旬魚”シリーズ、7月の旬の魚は、
「サザエ」と「シイラ」です。
7月16日のブログの「サザエ」に続き、
今回は「シイラ」をご紹介します。
(旬魚については昨年8月21日のブログ参照)
旬を味わってみましょう!
まずは、お馴染み
「松江水産事務所○○氏の“つぶやき”」
をご紹介します。
■ シイラッチョ(シイラのカルパッチョ)はいかが
~作り方~
シイラのサク(皮をとった身の固まり)を購入
できるだけ薄く(イメージ)切り、皿に重ねないように並べる
ラップをし、皿ごと冷蔵庫で冷やす
食べる前に 塩
オリーブオイル(EXバージン 生食可のもの)
バルサミコ酢
を順番 (順番は守ろう) に適宜振りかける
トッピングはご自由ですが
タマネギのみじん切り(水にさらしたもの)
パセリ(乾燥もOK)のみじん切り
粗挽きこしょう
で楽しんでます。
カルパッチョはいろいろなお魚に使えます。
ハマチ(:ハマチッチョ)、
小型のカンパチ(別名アカバナ:アカバナッチョ)、
メダイ(別名だるま:ダルマッチョ)、
ウマズラハギやウチワハギ(:ハゲッチョ)
なんてなメニューにして楽しもう。
以上、松江水産事務所○○氏の“つぶやき”でした。
【シイラ】(写真・文:水産技術センターホームページより)
シイラの仲間にはシイラとエビスシイラの2種がいます。
いずれも全世界の暖海に生息し、
日本周辺にも分布しています。
シイラは全長1.8mにもなりますが、
エビスシイラは80cm前後とそれほど大きくなりません。
また、エビスシイラは体高が高く、
背縁と腹縁がシイラに比べると
丸みを帯びていることで区別がつきます。
また、体色も違います。
シイラはマリーンブルーと黄金色に輝く
非常に美しい魚です。
残念ながら、死んでしまうとこの色はさめて、
輝きは急激に失われてしまいます。
エビスシイラもきれいな色をしていますが、
シイラに比べるとやや赤身を帯びているのが特徴です。
シイラの語源は、十分に実っていない籾(もみ)
を意味する粃(しいな)にあるといわれています。
この魚の薄身の体型が粃(しいな)と
よく似ているからだそうです。
島根県ではシイラを「万作(まんさく)」と呼びますが、
これは実入りの悪い屑籾(くずもみ)では縁起が悪く、
それを嫌って逆の意味である豊年満作から
「マンサク」と呼ぶようになったということです。
また、エビスシイラは来遊時期が
お盆の頃以降であるため、
地元では「ボンゴジイラ」と呼んでいます。
シイラは流れ藻や流木などの
漂流物の物陰に集まる習性があります。
これを利用した非常にユニークな
漁法が「しいら漬け」です。
(海上に浮かぶしいら漬けと陸上で準備中の漬木)
ちょっと長くなりましたので、
シイラ漬け漁やシイラの利用について
次回のブログで紹介することとします。
次回またアクセスしてください。