以下引用です。
「患者が望む理想の医者になるための8カ条」。そのポイントを紹介する。
・医者は患者さんの病気をみていれば良いというものではない
・患者さんは、誰もが治療や検査などに不安を抱えている。分かりやすく説明してあげよう
・患者さんは、いつ苦しみだすか分からない。大事なのは、その時に、とっさに体が動かせるかだ
・入院患者さんにも、自分の生活がある。検査や治療はできる限り患者さんの生活に合わせてあげるべきだ
・入院患者さんにとって、ベッドはわが家のようなもの。採血や問診に行く時は、人の家に行くような感じで
・患者さんやご家族は、手術や検査の結果を待っている。終わったらすぐに知らせてあげよう
・患者さんとの関係は、治療が終わればおしまいというわけではない
・医者はどんな状況でも諦めてはならない。思わぬ治療法があるかもしれないし、悪い状態は一時的なものかもしれないからだ
以上まで。
この記事をFacebookで見付け、拝読させていただいて、非常に感銘を受けました。
その中でも上記の引用は、非常に心に響きました。
何故響いたかと言うと、自分が普段思っていて、なかなか患者さんに通じない、虚しい、悲しい、残念な、辛い思いをし続けて来た過去のことを思い起こさせられたことと、今に至る苦労し続けて来た道程、今に至るまでの心境の変化、自分自身を取り巻く環境の変化を考えさせられたからです。
本音で書きますが、今私は自分がしている仕事、部分的即時荷重インプラント治療、抜歯即時植立即時荷重インプラント治療、同時に行っている骨造成GBR、歯茎再生手術と、それに伴う下顎の親知らずの抜歯すら腫らさない低侵襲外科手術に関して、世界でも自分を超えるDRはいないだろうな、と感じています。
その根拠は、国内、世界のトップの集うセミナー、学会にこの5年以上出掛けて行っても、全然怖いと感じたことがない、完全に敗北させられた、と感じたことがないからです。
じゃあなんで、勉強に行き続けるんだ、と問われ叱られそうなので、最初に答えてしまいますが、流派が違う、と言う感じなんです、とお答えします。
私の流派、概念、考え方、具体的方法・手技色々あると思うんですが、小さい手術をする、でもちゃんと大きな造成手術もする、最初っから綺麗に歯を入れて仕上げる、と言う流派では、何処の誰に仕事を拝見させていただいても、ああ昔自分もやってたなー、それ改善すると今の方向へ行くんだよなー、としか感じない、と言う感じなんです。
でも、人それぞれなので、流派が違うと考え方、具体的方法論とか、着眼点、具体的に言うと使う材料とか器具、術式が違ったりして、そこから得る学びが凄く自分の考えとか概念、手技手法を広げるのに役立つのです。
要するに、薄っぺらで脆弱な臨床家には絶対に成らない為、幅とか深み、高さ、分厚さを身に付ける為に勉強し続けているんです。
絶対的な自信、を得られる切っ掛けになったのは、やはり即時荷重インプラント治療を部分的にしても成功させ続けられている臨床家に成れたこと、2004年2007年と2回連続でPRDボストン大会で100倍以上の競争率勝ち抜いて発表出来る栄誉を勝ち取った時からでしょうか。
そして、ここ4~5年、低侵襲外科を追究し続け、遂に下顎の骨に埋まっているとても難しい抜歯手術を克服出来て、腫らさせない痛がらせないままで治せる、と言う経験を何度もし、確信的に出来ると言う手応えを得たことで、自信が固まりました。
勿論、それで硬直するつもりは毛頭ありませんし、もっと早く綺麗に楽に治せるように腕をもっと上げたい、もっと高みを目指したいと言う思いは絶対に消えませんが、私の自信を吹き飛ばすDRに生涯で出会えるかな?とは思っています。
しかし、ここからが本論ですが、私は1987年卒業ですから、来年で30周年を迎える者でしかなく、この境地に到れるまでにそれだけの時間、努力が掛かっているんだ、と言うことを知っていただきたいのです。
正直な話、悔しい思い、悲しい思い、辛い経験、残念な経験を何度も何度もして来てしまっているんです。
軽く書いているように思われるのが嫌なので、ここは強調したいのですが、それだけ患者さん達に辛い思いを味合せてしまった過去を背負っている、と言うこと、拭い切れない、降ろすことのできない十字架、業を負っている、と言うことなんです。
そして、その無念の思いこそが、私を突き動かし、勉強に駆り立て、最高峰は?No1は?とひたすら追い求める動機に成って来た、と言うことです。
私は諦めたくないDRの最たるものでしたから、何とか患者さんを説得して頑張りましょう、と言って臨床の仕事をし続けて来ました。
ある意味、非常に失礼な表現でしょうが、稀なる症例、これは前例がない、と言う仕事を追い求めながら仕事して来た、とも言えるかも知れないです。
そう言う思いを抱いているからかも知れませんが、私の所にはえっ!?と言う患者さん達がとても良く来て下さるDR、医院であり、かつては私がして来た仕事が業界誌とか専門書に3年位してから紹介される、それもその経過は1年程度でと言うことで、勤務医が、先生の方がずっと先にもっと難しい仕事綺麗にしているのに、なぜ載せて貰えないんですかね?と言われる位でした。
自分でも、業界誌見てて、ふーんそうなんだ、と言う感じで読んでたりしたのも事実です。
でも、私はそう言うことには余り関心がありませんでした。
それどころか、その時に抱えている患者さん症例の治し方、どう解決して行こうか?と言うこと、もっと上行く方法はないのか?楽に出来るモノはないのか?と考える方が全然先に来てしまっていました。
どんな仕事しても、何をしても、もっと出来る、更なる別の道がある、とです。
極端な言い方すれば、従来通りの考え方は一切しない、他の人と同じことしか考えられないのなら、所詮手先の器用不器用で勝負が決まってしまうだろう、だから、自分は普通の人が考え付かないこと、道を考えよう、と言う究極の変人になること、を目指していました。
しかし、そんな道を行けば、必ず常識的な道と言うか王道を行っている先人とかライバル達からは、相当に馬鹿にされますし、非難中傷、陰口も叩かれます。
これって、実はとってもキツイものなんです。
私は地が変人で、割りと何処吹く風、と言う感じで入れる人間ですが、それでも相当に応えましたし、これでは普通の精神力の人では潰されるだろうな、自分の道我を張って行くなんて出来ないだろうな、と思いました。
だから、先に上げた勤務医にも、先生は強いですね、と感心されたりしてましたが、そうでもないよ応えているんだよ、と言い訳してたりしてましたし、実際手技手法を分かり易く、し易くする改善改良をし続けたのは、そう言うせいでもあるのです。
そのお蔭で、更に向上することが出来たので、今は本当に心から感謝しています。
更に追加して言ってしまうと、そう言う治療、手術受けている患者さんとかその身内からの反応でも、そんな治し方聴いたことがない、他の普通の先生と違う、電話口ではお前はおかしい、と罵倒されることすら実際ありました。
そして、その度に救えた筈の患者さんが救えなかったこと、何故、どうして信じていただけないのか、任せて下されれば実績で答えは見せるのに、と悔しい思いを噛み締めたりさせられました。
本当の話です。
どうしてもその患者さんを救いたい、治したい、と思うからこそ、何処にもない発想、方法、手技で治そうとしているのに、従来の方法では救えないのに、その延長上の未来の方法がここにあるのに、と何度思わされたことか。
その最たる実例が部分的欠損への即時荷重インプラント治療であり、即時荷重インプラント治療を固定源として治す歯周再生外科治療であり、常識を超えた超低侵襲手術による下顎の埋伏智歯抜歯なのです。
患者さんは、今では一縷の望みを賭けて私に元に来られるので、私の説を信じて下さる方がうちの患者さんになって下さいますが、業界人、同業者がまず今でも信じて下さらない。
その最後の壁を壊してくれたのが、多分なのですが常識を超えた超低侵襲手術による下顎の埋伏智歯抜歯手術、です、と言うかそのようです。
これらの代表的症例。
これらを出し続けることが、私にとってこう言う仕事がチャンピオンデータではない、日常的に作り出せる成果、日常の仕事だ、と証明してくれている訳です。
嘘か真かはFacebookを見ていただければ、私は一切包み隠さず公開し、本当の術後の顔写真を出し続けて証明し続けることでご理解いただける、と思います。
これらの実例は全て、私自身が手術して、その翌日、翌々日のお顔の状態の写真です。
そして、この後も患者さんはこのまま特段腫れることもなく、痛みが強く出ることもなく治って下さっているんです。
ここ実はとても重要な所なので、強調します。
手術した翌日翌々日だけが腫れていないんじゃなくて、その後の治癒期間でも腫れが出ることがない、痛くなることがない、治癒期間すら楽に過ごせる、と言うのがポイント、重要事項です。
生意気に聞こえると思いますが、私は今現在腫れない痛がらせないで治せるのが本当なんだろうな、腫れたり痛がらせたりしているのは、やはり生体に傷を付け過ぎてしまっていて、治癒を阻害しているんだろうな、とまで考えています。
本来の生体の治癒力、免疫力、治る力を引き出して、治る邪魔しなければ、身体は過剰な反応を示さないんだろうな、と考えています。
この考え方、概念は、間違いなく偉そうに言ってしまいますが、世界の歯科口腔外科レベルの最高峰極めている考え方だろう、と思います。
次々と繰り出す常識を超えた超低侵襲手術による下顎の埋伏智歯抜歯手術による成果、を見せられてしまったら、誰もが魅せられるレベルのモノである、と言うことです。
そして、それだけの外科手術レベルを誇るDRなら、本当に部分的欠損への即時荷重インプラント治療であり、即時荷重インプラント治療を固定源として治す歯周再生外科治療をも常識遙かに超えて成し遂げているんだろうな、と予測させるに余りあるモノだからです。
勿論、その実例もFacebook上で動画で公開し続けています。
さっきと全く同じで、私にとってそう言う仕事がチャンピオンデータではない、日常的に作り出せる成果、日常の仕事だ、と証明してくれている訳で、従来の常識を完全に塗り替えて行くだろう、と確信出来る自分がいるのです。
今年は幸先良く、1月と言う診療日数が少ない月ですら、部分欠損への即時荷重症例を次々と6症例加えることが出来ました。
因みに、昨年末先月の12月でも、4症例加わっていていますので、それを合わせると10症例増えていると言うことに成ります。
勿論、脱落とかのトラブルはノーミスで来れていますし、昨年1年では即時荷重(抜歯即時植立含み)50症例はあったと思いますが、ノーミスで何とか行けました。
これからも次々と加えて行きます。
だいたい1年が過ぎると、即時荷重症例が50症例は積み重なって来ています。
2000年の秋から始めていますので、通算では850を超えており、2016年の今年が過ぎれば900、どうやら還暦迎える前には早々と1000症例を積み重ねることが出来そうです。
これだけ出来れば、私にとっては何時もしている、日常のレベルであり、世界のインプラント手掛けている沢山のDRであってもそう簡単には到達出来ないだろうレベルに登れた、と証明された、と言えるでしょう。
結論的に言えば、どちらかと言うと報われ難かった悔しい思い、何時か見返してやるぞ、と言うマイナスの想念で突き進んで来た、と言ってしまって間違いがない、と思います。
しかし、今振り返ると、それで良かった、だからこそここまで来れた、と言える心境に到っているのです。
私の道、変人のみ成し遂げられた道がここにあった、と言うことなのです。
だからこそ、私は部分的即時荷重にこだわり、抜歯即時植立即時荷重や超低侵襲手術にこだわり続けるのです。
どんな状況でも諦めない、患者さん、ご家族の方、関係した繋がった方々、皆さんの命を輝かせる為に直向きに前を向いて進み続けよう、技術屋としては勿論、道を極めることで人としても磨かれて行こう、希望を与えられる光に成ろう、と誓うのです。
(時間が経てば、自然と上が光るだろう、と言う落ちではありません・・・)