信子の華ごよみ

自宅の庭に咲いた花々を記録
植物の育成、華のうつろいを観察

ツリガネニンジン

2022年09月02日 | 日記
桔梗科:Campanulaceae ツリガネニンジン属:Adenophora 学名:Adenophora triphylla var.japonica 和名:釣鐘人参 別名:トトキ 沙参 英名:Lady bells 原産地:日本、樺太、千島

買ってきて植えた釣鐘人参が消えてしまい諦めていたら、10mも離れた「姫沙羅の樹」の根元から生えてきた。どうしてこんなに離れた所から芽を出したのか? 少し日陰になるので背丈が180cm程にも伸びてしまった。樹にもたれかかって雨風をしのぎ、淡紫色の釣り鐘のような花をいっぱい咲かせている。
   
雌しべは釣鐘状の花から少し突出、最初は棒状で、成熟すると先端が分かれる。黄色い雄しべが5本、花の奥の方に見える。
釣鐘人参は葉形の変化が著しい。根っこから直接出てきた葉(根生葉)は丸くて長い柄があり、その後に伸びた茎には楕円形の葉が3~4枚輪生、さらに伸びた上部は単性葉で、ともに葉柄がない。春、根生葉をしっかり覚えておかないと雑草と間違ってしまう。先日、モミジの樹の下にヒョロヒョロの釣鐘人参を発見!
9月、秋の風に平和の鐘を鳴らしている。
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