信子の華ごよみ

自宅の庭に咲いた花々を記録
植物の育成、華のうつろいを観察

サルスベリ

2024年08月04日 | 日記
ミソハギ科:Lythraceae サルスベリ属:Lagerstroemia 学名:Lagerstroemia indica
 和名:サルスベリ 猿滑 別名:百日紅 英名:Crape myrtle 原産地:中国南部

青空の下、サルスベリの花が元気よく咲いています。見受けられる花の色はほとんどがピンク色、そんな中で向かいの空き家のサルスベリは白色!
          
「百日紅」の別名があるように紅色が基本なのかもしれません。
英名の「Crape myrtle」はちりめんの布のような縮れた花びらという意味。日本人の感性は「猿滑」という幹の状態を命名、おもしろい。
 サルスベリの花の不思議:花びらは普通6枚(まれに7枚)、1本の雌しべと2種類の雄しべ。中心の黄色のかたまり、これが1種類目の雄しべで40本前後ある雄しべの黄色い葯と花粉は、栄養価が高く、虫たちの食べ物にはなるが、DNAを持たず、受粉には役立たない。それともう一種類は、その周りを囲んでいる6本の長い雄しべ、ミツバチが黄色い雄しべにきて葯を食べると、その背中に長い雄しべの花粉がつく、ということになっているそうです。
 
サルスベリの花は、開花したその日のうちに萎んでしまう一日花ですが、新梢を伸ばしながら枝先に花芽をつくり、夏から秋にかけて100日近く咲き続ける。
     散れば咲き 散れば咲きして 百日紅 (加賀千代女)

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする