農業じゆう人

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ジビエ、ペット用に活路

2022年02月24日 12時45分27秒 | 雑学
  新型コロナウイルス禍で、飲食店でのジビエ消費が大きく落ち込んでいるんだそうだ。
  そんな中、ブームとなっているのが、ペットのイヌやネコ向けにジビエを加工して
   販売する動きが進んでいるんだそうだ。 栄養価が豊富で、ペットの飼い主からも
   好評なんだという。 野生鳥獣による農作物への被害は依然として多額に上って
   いるそうだ。 関係者は販売拡大で、猟師への報酬の原資を捻出し被害を抑えた
   い考えもあるという。
 脂肪の少ない真っ赤なエゾシカのモモ肉が厚さ1㌢
 のステーキ大に機械で切られ、乾燥機に運ばれた。
 今年1月中旬、北海道南富良野町のエゾシカ肉を
 専門に取り扱う食品加工会社「南富フーズ」で行
 われていたペット用ジャーキーの製造作業。同社
 はエゾシカを仕留めた猟師から購入している。
 
  ジビエは低カロリー、高タンパクなのが特徴で、飲食店で近年人気になっていた。
 農林水産省によると、新型コロナ感染拡大前
 の2018年度の食用としての利用量は14
 96㌧で、統計開始の16年度と比べ36%
 増加したものの、20年度は1297㌧にと
 どまった。07年創業の同社でも年々売り上
 げが増加していたが、感染拡大で飲食店の需
                   要が落ち込み、売り上げは大きく減った。
  目を付けたのが、折からのペットブーム。 ペットフード協会のまとめでは、20
   年のイヌとネコの新規飼育数は、19年と比べて合計で約14万増えたそうだ。
  南富フーズは13年からペットフードへの加工に取り組んでいたが、新たな設備を 
   導入するなど本腰を入れていたそうだ。 ジャーキーやふりかけなどに加え、レ
   トルトのハンバーグを開発するなどラインアップを増やし、ペットフードの売り
   上げは20年度は前年度の約1.5倍になったという。

  ジビエの販売を手掛ける有限責任事業組合「一網打尽」(京都府南丹市)も感染拡大を
   受け、猟師から仕入れたシカを加工しペットフードとして販売を始めている。
   シカの肉はアレルギーの心配もなく、タンパク質や鉄分なども豊富で、ペットの
   飼い主からは「食いつきがいい」「毛並みがよくなった」などと好評だという。

  厳しい経営環境下で事業を継続する理由は自らのためだけはない。 農水省による
   と、野生鳥獣による農作物被害額は減少傾向にあるものの、20年度は161億
   円に上っているという。

  07年まで地元の農協に勤め、獣害に苦しむ農家の姿を見てきた南富フーズ社長の
   “糠谷社長”は「売り上げが激減したコロナ過でも、猟師が継続して狩猟ができる
   ようにしたい」と‥。
  一網打尽の担当者も「飲食店での需要が減る中でも獣害を減らすのに貢献したい」
   と力を込めて話す。

  世の中いろいろな業種に携わる皆さんは、それぞれの分野でこのように考え工夫し
   て対応をしています。 霞が関付近や永田町近辺にお住いのお偉い皆さんも少し
   は、先を見たり、工夫したり・考えたりする努力をしてはいかがでしょうか‥‥。

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